中国鉄路の莫大な赤字 負債総額は68兆円を超える!

昨日、中国の莫大な公的債務について取り上げましたが、この公的債務の1/3鉄道などのインフラ整備に使われているものと推測されます(オックスフォード大学の研究による)。というわけで、今回は中国の鉄道について見てみましょう。

中国の国営鉄道会社『中国鉄路総公司』の営業キロ数は11万kmに達し、これをさらに拡大する方向で進行しています。特に高速鉄道の拡充に邁進しており、現在約2万kmとなっていますが、こちらもさらに延伸させています。

しかしながら、中国鉄路の営業キロ数のうち約8割は赤字。高速鉄道においては、北京市と上海市を結ぶ「京滬高速鉄道」の1区間のみ2015年に黒字を達成していますが、他の路線は全て赤字であることが知られています。

収入:234億2,400万元/純利益:65億8,100万元

2016年5月には、中国鉄路総公司の負債総額が「4兆1,400億元(約68兆円2,600億円)」にまで膨らんだことが公表されました。また、2017年6月の中間決算では純損益が「29億6,800万元(約496億円)」でした。

前年の前年同期が「72億9,500万元(約1,219億円)の赤字でしたので、赤字幅は縮小していますが、その分が負債総額に積み上がっていることに違いはありません。

中国が高速鉄道を輸出することに躍起になっているのは、このように台所が火の車であることがその理由の一つと考えられます。2017年4月には、中国鉄路総公司の李長進董事長が「今後2年間海外部門の売上を2倍に増やす」ことを表明していますが、果たして中国鉄道の「イケイケどんどん」は大丈夫なのでしょうか!?

(柏ケミカル@dcp)

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