韓国では「海苔」の輸出が絶好調と誇っています。
「黒い半導体」などと呼んでおり、日本人からは「半導体じゃねーし」「それは海苔や」と失笑を買っていますが、韓国の皆さんはいたって平気です。
呼称は噴飯モノですが、輸出額が増加しているのは本当です。
韓国海洋水産部の公式統計では、海苔(김)の輸出額は、
2023年:7.9億ドル
2024年:10.0億ドル
2025年:11.3億ドル
※2025年は前年比 13.7%増で過去最高
――となっています。2025年には韓国の水産食品輸出全体が33.3億ドルでしたから、海苔だけで水産食品輸出の約34%を稼いだことになります。
絶好調と誇ってきた韓国の海苔輸出ですが、ここにきて「つまずく事案」が発生しています。起こったのはスウェーデンです。
2026年04月にスウェーデンの寿司屋で食中毒が発生。スウェーデン当局が調査したところ、韓国から輸出された「海苔」からノロウイルスが検出された――とのこと。
※ただし、この海苔が食中毒の原因と確認されたわけではありません。
韓国メディア『』の記事から以下に一部を引きます。ご注目いただきたいのは、「韓国から輸出された海苔」のパッケージです。
スウェーデンで韓国海苔2万2,000袋に廃棄通告…「1.5兆ウォン輸出」のK-海苔に衛生上の警鐘
韓国産海苔からノロウイルス検出
スウェーデンの375店舗に2万2,000袋流通
食品医薬品安全処「海苔で感染力を維持するのは容易ではない…欧州の基準強化には備える」
スウェーデン食品庁「食中毒の可能性は低い、販売再開を許可」
更新 2026年10月02日 19:30
光川海苔が輸出用として生産し、スウェーデンに輸出した100枚入りの寿司用海苔。袋の裏面下部には、漢字で製造業者「光川海苔」と明記されている。忠清南道洪城郡銀河面忠西路77は、光川海苔本社の住所だ。/RASFF提供今年上半期、スウェーデンで発生した集団食中毒の調査過程でノロウイルスが検出され、全量廃棄の通告を受けていた海苔が、韓国の光川海苔の輸出品だったことが02日、確認された。
ただし、スウェーデンでは、この海苔が食中毒の原因だったとの結論は出されていない。
韓国の海苔輸出額が昨年、過去最大となる11億3,000万ドル(約1兆5,400億ウォン)を記録する中で発生した事件であるだけに、「K-海苔」の食品安全管理にも警鐘となり得るとの指摘が出ている。
朝鮮ビズが欧州連合(EU)の食品・飼料早期警戒システム(RASFF)への情報公開請求を通じて入手した資料によると、今年05月、スウェーデンでノロウイルスが検出され、全量廃棄の通告を受けていた韓国産海苔の製造業者が、光川海苔であることが確認された。
RASFFは、欧州で食品による危害事案が発見された際、関連する回収・廃棄・流通遮断措置を共有する、一種の「食品安全情報網」である。韓国食品医薬品安全処は、RASFFに登録された当該情報を確認した後、光川海苔に事実関係を確認し、製造工程などを点検した。
今回の事件は、今年04月にスウェーデンのレルム市で発生した集団食中毒の疑いがある事件を調査する過程で浮上した。
当時、この地域の寿司専門店2店舗で食事をした約360人に、嘔吐や下痢など集団食中毒が疑われる症状が現れた。
レルム市は事件発生後、飲食店に残っていた未開封の食品を検査した。
その結果、寿司用海苔から、患者から確認されたものと同じ遺伝子群に属するノロウイルスGIIが検出された。
市はウイルスが確認されると食品安全警報を発令し、市場で流通している当該海苔製品について全量廃棄を通告した。
現地調査の結果、この海苔はスウェーデン全土の寿司専門店375店舗に、計2万2,000袋が流通していたことが判明した。
(後略)⇒参照・引用元:『Chosun Biz』「스웨덴서 한국김 2만2천봉지 폐기 통보… ‘1.5조 수출’ K김 위생 경고음」
事件の時系列を整理すると――、
2026年04月20日(月)
レルム市への食中毒申告が始まる。市環境部門が寿司店の食品を最初に採取
04月21日(火)
市が事件を公式発表。Gobi Sushiの2店舗を閉鎖。SVT(Sveriges Televisionの略:スウェーデン・テレビ)の報道時点で340人発症
04月24日(金)
患者側の検査からノロウイルスによる胃腸炎と判明。350人超。ただし食品中にウイルスがあったかはまだ不明
04月30日(木)
市が「感染源は特定されていない」と公式発表。未開封食品を追加検査すると発表
05月04日(月)
市環境部門が未開封の食品パッケージから追加検体を採取
05月08日(金)
検査結果が判明。未開封の寿司用海苔からノロウイルスを検出。市が公表・食品安全警報
――となります。
上掲のパッケージ写真は『RASFF』(Rapid Alert System for Food and Feedの略でEUが運営する「食品・飼料早期警戒システム」)が提供した資料です
輸出業者は『光川海苔』、スウェーデンの輸入・流通業者が『Dragon Port Foods AB(ドラゴン・ポート・フーズ)』となっています。
2025年07月06日に釜山で船積みされ、08月にスウェーデンのヨーテボリへ送られたと記載されています。インボイス上の品質保持期限(BBE)は2026年06月10日。袋には2026年06月24日と記載されています。
中国語・簡体字の表記があるのが気になりますが、K-フードと自慢している韓国産であることには違いないでしょう。

しかし、「焼のり」――と日本語表記で「平仮名」が使われています。
世界的に海苔の消費が増えているのは、背景に「日本の寿司」が世界的に人気なことがあります。
「K-フードが世界的に人気」などと誇っていますが、韓国がいうところの「黒い半導体」人気は日本の食文化に依存したものです。
先にご紹介したとおり、ごま油を塗って塩を振った小分けの――いわゆる「韓国のり」も日本人・秋山英一さんの開発・発明です。


念のために、スウェーデンのレルム市が出したプレスリリースを以下に全文和訳します。
海苔からノロウイルス性胃腸炎を確認
2026年05月08日レルム市には、04月20日月曜日以降、食中毒の疑いに関する300件を超える申告が寄せられている。症状の原因が、ノロウイルスによる感染性胃腸炎であることが確認されている。
今回のノロウイルス性胃腸炎の集団発生は、フローダとレルムにある2軒のレストランに関連付けることができる。
両レストランは04月21日火曜日から閉鎖されており、それ以降、市の環境部門と協議しながら大規模な対策を実施してきた。
今回の集団発生に関する調査は、市の環境部門において優先的に進められ、スウェーデン食品庁およびヴェストラ・イェータランド感染症対策当局と緊密に連携して行われてきた。
レルム市の環境部門が当初、レストラン内の食品から採取した検体では感染源は判明しなかったが、その検査結果からいくつかの兆候が得られ、それを受けて、食品の取り扱いを改善するため、両店舗でさらなる対策が講じられた。
環境部門は今週月曜日、レストラン内にあった未開封の食品パッケージから、さらに検体を採取した。
検査結果が本日判明し、環境部門は現在、被害を受けた人々に症状を引き起こしたものと同じタイプのノロウイルスが、集団発生当時にレストランで寿司に使用されていた海苔(nori ark)からも確認されたとしている。
レストランでは今後、別の海苔を使用する。
市の環境部門は本日、安全性に問題のある食品に関する警報を発出し、食品流通網を遡って関係先に通知するとともに、同じ製品を購入したほかの事業者と、それらを監督する当局にも通知する。
これによって、スウェーデンおよびEUで、さらに多くの人々が発症することを防ぐことができる。
⇒参照・引用元:『スウェーデン レルム市』公式サイト「Konstaterad vinterkräksjuka från ark av sjögräs」
(吉田ハンチング@dcp)







