しばらくなりを潜めていましたが、本日2021年12月13日、韓国政府が『CPTTP』※に参加を表明するものと見られます。
企画財政部によれば、12月13日午前中に洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が参加して「対外経済長官会議」が開催されます。
この会議の議題として『CPTTP』が取り上げられるとのこと。加入の可否・進捗状況などを基に議論が行われて最終結論が出され、加入申請が公式に発表されると目されるのです。
先にご紹介したとおり、10月末には結論が出るはずだったのですが、政府内、また省庁ごとに意見の調整ができずにここまできました。主に反対しているのは、農業・漁業関連の省庁です。特に日本の福島産の農水産物について恥じることなく差別的な待遇をしてきましたから、それを引っ込めなければなりません。
また、製造業についても日本製品への関税を上げて自国企業を守ってきたところがあります。日本車に対してかけている関税8%は撤廃してもらわないとなりません。農業・漁業、また製造業においても韓国にとっては「本当に大丈夫なのか」を確認しないといけないのです。
――で、韓国は『CPTTP』への参加を申請するでしょうか。ご注目ください。あと数時間で結論が出るでしょう。
※『CPTTP』は「Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership」の略で「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」。
(吉田ハンチング@dcp)