2026年03月05日、『韓国銀行』が「2026年01月の国際収支統計」のデータを公表しました。2026年一発目のデータはどのようになったでしょうか。以下が経常収支です。
2026年01月
貿易収支:151億7,330万ドル
サービス収支:-38億170万ドル
第1次所得収支:27億1,510万ドル
第2次所得収支:-8億2,760万ドル
経常収支(上記4つの合計):132億5,910万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
経常収支は「132億5,910万ドル」の大きな黒字となりました。
これほど経常収支が黒字になったのは、貿易収支が「151億7,330万ドル」もあるからです。
貿易収支が大きな黒字になっているのは半導体のおかげです。Money1でもご紹介してきたように、韓国の製造業輸出は半導体の一本足打法になってきております。
当月の国際収支統計で面白いのは以下のような点です。
経常収支が約132.6億ドルなので、金融収支もそれぐらいあるのか……と思いきや、金融収支の方はまったく及ばない金額なのです。
経常収支と金融収支はニアリーイコールの金額になるはずなのですが、

上掲のとおり、2026年01月の金融収支は「56億2,550万ドル」しかありません。
「なぜ?」なのですが、誤差脱漏が異常なほど大きいのです。以下をご覧ください。
※誤差脱漏というのは「統計上の不一致を調整するための項目」です。

誤差脱漏が「-77億2,120万ドル」もあります。マイナスなので、なぜかは分からないけど(統計が合わずに)外国に出ていった金額が約77.2億ドルもあることを意味します※。
※ただし誤差脱漏は「残差」であり実取引ではありませんから、必ずしも資本流出とは限りません。
この約77.2億ドルがどのくらい大きいかというと、2024年04月に「-70億9,030万ドル」がありますが、1980年01月から現在までで過去最大の金額です。
なぜこれほど誤差脱漏が大きいのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






