【過剰積上の恐怖】『SKハイニックス』に賭けた韓国人。先物の未決済規模が「約39兆」に積み上がる ⇒ 05日に暴落が来た。

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韓国のKOSPIが上昇を続けてきましたが、「2026年06月03日の全国同時地方選挙が通り過ぎるまでは打大丈夫」――の予想どおりでした。

03日は選挙のために市場はお休みでしたが、翌04日にまず(不吉な)下げの兆候が出て、2026年06月05日、KOSPIは急落しました。

04日の終値が「8,639.41」で、05日の終値が「8,160.59」ですから、04日 ⇒ 05日で約5.5%も下がりました。

暴落と呼んでいい水準です。

先にMoney1でもご紹介したとおり、問題は韓国の株式市場は過熱状態なことです。特に個人投資家が資金を投入し過ぎで危ういのです。

これで下落局面がきたら阿鼻叫喚の地獄図になります。

リアルタイムにご紹介しそこないましたが、『サムスン電子』、『SKハイニックス』に個別投資できる単一銘柄レバレッジETFが2026年05月27日に上場されて、これが大変に注目されました。

最近はNISAが一般的になりましたので、「ETF」について知っている人は増えました。ですので余計な説明かもしれませんが、「ETF」というのは、株式のように売買できる投資信託です。

「レバレッジ」がついています。

レバレッジETFというのはレバレッジ(てこ)を利かせた成果を出せるように設計されたETFで、2倍、3倍などがあります。例えば「X2」なら、株価の値動きの2倍の成果が得られるように設計されています。

逆もあります。インバースは株価が下がったときに利益が得られるように設計されており、「X2インバース」なら2倍の成果が得られるように設計されています。誰がそんなもの買うんだ――と思われるかもしれませんが、「下がる」と見た場合に買えば2倍の成果が得られるというわけです。簡単にいえば「下落局面」用です。

ただし、あくまでも設計されているのであって、必ず2倍の成果が得られるわけではありません。

『サムスン電子』『SKハイニックス』の株価に連動するので、これら半導体2大企業の株価がこれからも上昇すると「見る」なら、単純に株式に投資するよりも、このようなレバレッジを利かせたETFに資金を投じた方が得――というわけです。

レバレッジが利くのはいいかもしれませんが、問題は下がったときです。変動幅が2倍になりますので、損するときも2倍になるのです。

そもそもが官製相場なので、下落局面になったら大統領に成り上がった李在明(イ・ジェミョン)さんと政府が責任をとればよさそうなものですが、まあそんなことはないでしょう。

本件について『Chosun Biz』が面白い記事を出していますので、一部を以下に引用します。

(前略)
04日、韓国取引所によると、『SKハイニックス』株式先物の未決済建玉(未決済約定)は、02日時点で168万7,964契約と集計された。

乗数(10株)を反映した未決済規模は約39兆8,000億ウォン水準である。

乗数(10株)が分かりにくいかもしれません。『SKハイニックス』株式先物が1契約=現物株10株分であるため、1契約を10株分として換算すると――という意味です:引用者注

未決済建玉とは、まだ決済されていない先物契約数を意味する。

投資家が今後の株価上昇または下落に賭けるため保有しているポジション規模を示す。通常、契約数とともに、これを金額に換算した未決済規模を通じて実際の市場規模を推し量る。

特に最近は増加速度が急激である。『SKハイニックス』株式先物の未決済規模は先月20日時点では約21兆ウォン水準だったが、『サムスン電子』・『SKハイニックス』単一銘柄レバレッジETFが上場した27日には約34兆ウォンへ急増した。

その後も資金流入が続き、02日時点では39兆8,400億ウォンまで急騰した。

規模自体も異例である。

現在、『SKハイニックス』株式先物の未決済規模は、コスダック150先物全体規模(約7兆ウォン)の5倍を超える。

コスピ200先物規模(約65兆ウォン)にも迫る水準だ。個別銘柄1つを原資産とするデリバティブ商品の規模が、コスピ全体を代表する指数先物に匹敵する水準まで肥大化したのである。
(後略)

⇒参照・引用元:『Chosun Biz』「SK하이닉스 선물 40조 쌓였다… 단일종목 ETF 열풍에 커지는 변동성 공포」

ご注目いただきたいのは「02日時点では39兆8,400億ウォンまで膨らんだ」――です。ポジションが積み上がっています。

これが下がったらどうなるでしょうか。

実際、05日には暴落したのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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