盛夏の季節となっています。日本も暑いですが、韓国も猛暑です。
韓国気象庁の観測値と公式発表を確認すると、2026年07月末の韓国の猛暑は、単に「暑い」という程度ではなく、観測史上最高気温を更新し、気象庁が「生命を脅かす水準」と表現する極端な猛暑です。
韓国気象庁によると、2026年7月31日、慶尚南道梁山市で最高気温41.4度を観測しました。
これは、全国的な近代気象観測網が整備された1973年以降で最も高い気温です。従来の最高記録は、2018年08月01日に江原道洪川郡で観測された41.0度でした。
しかも梁山は、
7月29日:41.0度
7月30日:40.3度
7月31日:41.4度
と、3日連続で40度以上を記録しました。韓国で3日以上連続して40度以上となったのは、1973年以降では3例目とされています。
日中だけでなく、夜間も問題です。気象庁は7月末、ソウル、仁川、大田、光州、大邱、釜山、蔚山、済州などを含む広い地域に熱帯夜注意報を発表しました。
気象庁のデータから確認できる事実は、次のとおりです。
・41.4度という韓国観測史上最高気温を更新
・梁山では3日連続40度以上
・全国の大部分に猛暑特報
・釜山・慶尚南道などでは最高段階の猛暑重大警報
・気象庁が「生命を脅かす水準」と明記
・夜間も広範囲で熱帯夜
・08月に入っても最高38~39度級の暑さが継続
したがって、現在の韓国の猛暑は、局地的な一日の記録ではなく、南東部を中心に全国へ広がる、観測史上でも最上位級の長期的・極端な猛暑と判断してよい状況です。
東南部は干ばつ!
猛暑ですが韓国の東南部は干ばつに見舞われています。
行政安全部は07月の干ばつ予警報で、
・全国6か月降水量は平年比83.6%
・気象干ばつは53地域
と分析。国家干ばつ情報ポータルによると、07月30日時点でダムの貯水率は低い順にTop5は以下のようになります。
普賢山ダム:16.4%
金泉釜項ダム:25.4%
雲門ダム:27.2%
軍威ダム:29.4%
星徳ダム:30.8%

↑貯水量が27.2%に減った雲門ダム。これは例年のほほ半分レベルで「深刻」と判定されるレベルです。
2026年の特徴は、「梅雨入りが平年より遅れた」のもありますが、「雨域が偏った」のが大きく影響しています。
首都圏・忠清圏ではまとまった雨があった一方、慶尚南道を中心とする南東部では雨が著しく少なかったのです。
韓国気象庁のデータによると「06~07月累計:301.4mm」ですが、「平年:444.6mm」ですので、平年の67.8%しか降っていません。
最も深刻だったのは慶尚南道で「06~07月降水量は平年の33%」しかありませんでした。ざっくり、いつもの1/3しか雨が振っていません。ですから、ダムの貯水量も減少しており、中には「深刻」というダムも見られるのです。
――というわけで、猛暑で南東部では干ばつな「夏」となっています。
(吉田ハンチング@dcp)





