韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんですが、約27年間の側に付き従い、そのくせ経歴などが「ほとんど分からない」謎の人物がいます。
金賢智(キム・ヒョンジ)さんです。

彼女は、2026年09月20日現在、大統領府の「제1부속실장(第1付属室長)」を務めています。

⇒参照・引用元:『大統領府』公式サイト「사전정보공개목록」
この金賢智(キム・ヒョンジ)さんは謎の人物です。
金賢智(キム・ヒョンジ)補佐官
△出生 不明
△学歴 不明
△城南市民の集い・城南アジェンダ21実践協議会事務局長
△京畿道庁秘書室秘書官(李在明道政)
△第21・22代国会 李在明議員室補佐官
※2025年05月『韓国経済新聞』の人物紹介
――でした。「何だコレ」と誰もが思うでしょう。
李在明(イ・ジェミョン)さんが大統領に成りおおせ、スタッフ人事を行いましたが、この際、面白いことがありました。
もともと金賢智(キム・ヒョンジ)さんは総務秘書官だったのですが、これを急きょ第1付属室長に異動しました。
なぜ突然このような人事がおこなわれたかというと、総務秘書官は「国政監査」に出席しなければならないポストだったから――と目されています。
異動した「第1付属室長」は大統領を至近距離で補佐する職ですが、国政監査への出席は慣例化されておりません。
つまり金賢智(キム・ヒョンジ)さんが国政監査に出席しなくて済むように庇ったわけです。
なぜここまで金賢智(キム・ヒョンジ)さんを庇わなくてはならないのか――が実に不思議です。
野党『国民の力』は、国監出席を避けさせるための「꼼수 인사(小細工人事)」ではないかと追及しましたが、大統領室はこれを否定し、「職責に関係なく、国会が決めれば出席する」と説明しました。
しかし、結局のところ金賢智(キム・ヒョンジ)さんが国政監査の場に立つことはありませんでした。
1993年『祥明女子大学』に入学した――という情報
現在では「少しだけ」ですが、彼女の経歴が少しは判明しています。
最大の糸口は、朴元錫(パク・ウォンソク)元『正義党』議員です。朴さんは、自分がキム・ヒョンジを李在明氏側につないだ本人だと証言しています。
朴さんの発言によると、金賢智(キム・ヒョンジ)さんは『祥明女子大学』(現在の『祥明大学』)の1993年度入学生。
・1998年02月卒業
・大学卒業直後、市民運動の世界で働く場所を探していた
・朴さんが後輩から金賢智(キム・ヒョンジ)さんを紹介された
・1998年03月頃、朴さんが城南市における市民団体に紹介
・当時、弁護士だった李在明(イ・ジェミョン)さんは「성남시민모임(城南市民の集い)」で活動していた
・その後、金賢智(キム・ヒョンジ)さんが同団体で働くようになった
――という経緯です。
ただし、これも裏が取れたわけではありません。
生年月日、出生地、大学の専攻、大学以前の学歴、家族関係正確などプロファイルについての基本データが今なお不明という、李在明(イ・ジェミョン)さんの最側近といわれる人物としては、極めて異常な状況です。
※ただし、朴元錫氏の証言には細部の揺れがあります。当初「94学番くらい」と話した後、『聯合ニュース』では「正確には93学番、1998年2月卒業」と訂正しています。したがって、これは大学の卒業者名簿などの一次資料による確認ではなく、紹介者本人の証言として扱うべき情報です。
あまりに謎の人物なので、2025年10月、野党に転落した『国民の力』は、李在明(イ・ジェミョン)さんの最側近でありながら出生・学歴など基本プロファイルが公表されていない金賢智(キム・ヒョンジ)大統領室第1付属室長について、「ベールに包まれたキム・ヒョンジについて情報提供を受け付ける」として党公式の「キム・ヒョンジ国民情報提供センター」を開設。
呼びかけは党サイトだけでなくSNSや全国の街頭横断幕にまで展開され、さらに城南市議会の『国民の力』議員団も独自の情報提供センターを設置しました。
これは珍事とも呼べる事態です。
野党第一党が全国に「この人物について知っていることを教えてください」という主旨の横断幕を掲げて、一般国民から経歴・活動に関する情報を集めるところまで行ったわけです。

↑金賢智(キム・ヒョンジ)さんの情報を求める「金賢智情報提供センター」のポスターです。ベールに包まれた金賢智(キム・ヒョンジ)付属室長についての情報提供を受け付けます」「真実の始まりを、国民とともに」「만사형통(何事もキム・ヒョンジを通じて決まる)」(만사형통=何事もうまくいくの「형」を「현(ヒョン)」に置き換えています)。
しかし、このような『国民の力』による「情報提供の呼びかけ」にもかかわらず、「私は大学の同級生だった」「高校の同級生だった」「同郷で子供のころから知っている」と名乗り出た人物について、氏名・具体的な思い出・当時の資料などを伴う、主要メディアが検証できた証言が確認できません。
これも大きな謎です。
『チャンネルA』が『祥明大学』に問い合わせたのですが、「確認してあげることはできない」「卒業したとも、していないとも言えない」という対応でした(と報じられています)。
「新丘大学環境造景学科卒、山林庁長の教え子」という情報が出たこともあるのですが、これは後に大統領府の関係者・山林庁によって否定されています。
2018年に李在明の公的な補佐職につく!
2018年に李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事になり、金賢智(キム・ヒョンジ)さんは京畿道庁秘書室の5級秘書官になりました。
ここまでは私的な立場だったのですが、初めて李在明(イ・ジェミョン)さんの「公的な側近」になったのです。
ここからは、市民運動家として李在明(イ・ジェミョン)さんと行動する関係から、正式に補佐する公職となり、プロファイルが明確になります。
1998年 城南市民運動を振り出しに
⇒ 『城南参与自治市民連帯』事務局長
⇒ 城南市立病院設立運動
⇒ 2010年 城南市長職引き継ぎ委員会
⇒ 『城南アジェンダ21』事務局長
⇒ 2018年 京畿道庁秘書官
⇒ 2021年 李在明大統領選陣営
⇒ 2022年 李在明国会議員補佐官
⇒ 2025年 大統領室総務秘書官
⇒ 2025年09月 第1付属室長
1998年に李在明(イ・ジェミョン)さんとの付き合いが始まったという証言が事実なら、金賢智(キム・ヒョンジ)さんは、実に27年以上も李在明(イ・ジェミョン)さんと行動を共にしていることになるのです。

――にもかかわらず、金賢智(キム・ヒョンジ)さんについては「依然として分からないことが異常に多い」のです。
(吉田ハンチング@dcp)





