韓国は「K-防衛産業」の「名品」として、K9自走砲を世界各国に納品している※――と自画自賛しています。
※現在、K9の各種派生型は、韓国、トルコ、ポーランド、インド、ノルウェー、エストニア、エジプト、フィンランド、オーストラリアなどの国々で運用されています。今後は、ルーマニアとベトナムも運用国に加わる予定です。
ポーランドは韓国のK9(K9A1自走砲)は、全数「計218両(212+6)」がポーランドに到着しています。
これらは、Fonet通信システムやTopaz自動射撃指揮システムなど、ポーランド製の構成機器を追加装備した上で、既にポーランドで運用中です。
これに加えて、同自走砲の改良型であるK9PLが146両が購入されました。この措置によって、同国のロケット・砲兵部隊には、K9系列の自走砲が計364両配備されることになります。
毎度おなじみポーランドの国防・軍事・安全保障専門メディア『Defence24』の記事から一部を以下に引きます。
ワルシャワの第2地域兵站基地は、K9A1自走砲用の技術資材の購入に関する調達手続きを取り消したと発表した。この決定の理由は何だったのでしょうか。
同基地による調達手続き開始の公告は、07月28日に行われた。調達は制限付きの迅速手続きで行われ、受注業者による技術資材の納入は2026年11月末までとされていた。
入札書の提出期限は08月10日午前8時に設定されていた。
調達手続きの取り消し
08月13日、同基地は、『FIN』、『CENZIN』、『フタ・スタロヴァ・ヴォラ』、『ハンファ・エアロスペース・ヨーロッパ』の4社から申請があったと発表した。
興味深いことに、08月25日には、入札書が提出されなかったため、調達手続きが取り消されたと発表された。
(後略)⇒参照・引用元:『Defense24』「Wojsko szukało części dla K9. Postępowanie unieważnione」
経緯をまとめると以下のようになります。
07月28日
調達手続きを開始。納入期限は2026年11月末でした。
08月13日
ハンファ・エアロスペース・ヨーロッパ、HSWなど4社から参加申請があったと公表しました。
08月25日
最終的な入札への応札がなかったため、手続きを取り消しました。
「参加を申し出た企業が4社もあったのに、実際の応札に至らず、予定した調達が成立しなかった」わけです。
公告を確認すると、「一部品目だけの応札は認めない」「2026年11月30日までに納入する」という条件が記載されています。
つまり、売れる部品だけを選んで受注する案件ではなく、指定された範囲をまとめて期限内に供給する必要があった、ということです。ただし、この条件が不応札の原因だったとは確認できていません。
(吉田ハンチング@dcp)

