2023年04月10日、中国の外交部の定例記者ブリーフィングで面白い一幕がありました。『ロイター通信』の記者からの質問に汪文斌報道官が以下のように答えています。
『ロイター通信』記者：
中国は世界平和のための勢力としての地位を確立したいと考えていますが、同時に、台湾海峡を越えた軍事演習で台湾を脅かしています。軍事演習を行いながら中国は国際社会の信頼を得らるのでしょうか？
王文斌：
あなたの質問の論理が理解できません。私はあなたの質問がばかげていると思います。
中国人民解放軍東部戦区のスポークスマンは最近、04月8日から10日まで、中国人民解放軍の東部戦線司令部が台湾島周辺のパトロールを組織し、「共同剣」演習を行ったと述べました。
これは、「台湾独立」分離主義勢力による外部勢力との共謀と挑発に対する重大な警告であり、国家の主権と領土保全を守るために必要な行動です。
あなたの質問については、一つの中国の原則を遵守することは、国際社会の一般的なコンセンサスであり、国際関係の認識された基本的な規範であることをお伝えします。
「中国は世界的な平和に寄与する」などと表明し、「いい人」を装っていますが、じゃあ台湾近海でやってることはなんなんだ――と『ロイター』記者が聞いているのですが、汪文斌報道官の回答は「あなたの質問はバカげている」と回答しました。
「一つの中国」原則に基づいたものと主張しています。
『ロイター』記者の質問は決してばかげていないと思われるのですが、いかがでしょうか。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
