中国「 何カ月も給与を支払わずに社長が夜逃げ」多発!⇒ 中国人は年末に社長が逃げないよう警戒すべき。

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中国で賃金不払いを巡る労使紛争が多発しています。

国土が広いので、あちこちで起こっているというのもナニですが、それでも「頻発」と呼んでいいレベルです。

毎度おなじみですが『昨天』のまとめによれば、2025年12月上旬だけで以下のような具合です。

12月01~09日
広東省広州市の海鴎住宅工業股份有限公司の労働者が連続9日間ストライキを行い、会社が補償を行わないまま工場を移転したことに抗議した。

今年10月14日から15日にかけても、労働者はこのために2日間連続のストライキを行ったことがある。

12月01日
江西睿達新能源科技有限公司の労働者が集団でストライキを行い、3カ月滞納されている給与の支払いを求めた。

12月01日
山西侯馬普天通信電纜有限公司の労働者が集団で権利保護行動を行い、会社が長期にわたり給与を滞納し、社会保険の未払いがあり、工場閉鎖前にも労働者に補償を行わなかったことに抗議した。

普天通信の前身は郵電部侯馬ケーブル工場である。

12月05~08日:
広東省深圳市宝安区の嘉輝線業有限公司の労働者が、給与支払いを求めて、数日にわたり工場の屋上で権利保護行動を行った。

12月6~08日
湖北省漢川市の妙虎紡織有限責任公司の社長が夜逃げし、労働者の給与4カ月分を滞納したまま支払わなかったため、労働者が数日間にわたり権利保護行動を行い、一時は交通が滞る事態となった。

12月06~10日
湖北省漢川市の唯尚服飾有限公司の社長が給与を滞納したまま夜逃げし、労働者は連日工場に留まって権利保護行動を行い、会社が裏で商品を持ち出すことを防いだ。

12月08日
広東省深圳市の聯華眼鏡有限公司が補償なしでリストラを行い、労働者の集団権利保護行動を引き起こし、一時は街頭での抗議に発展した。

12月09日
広東省深圳市宝安区の威富通訊技術有限公司の社長が夜逃げし、労働者に4カ月分の給与を支払わなかったため、労働者の集団権利保護行動を引き起こした。

12月10日
広東省深圳市の信濠光電科技股份有限公司の労働者が、会社との交渉が決裂した後、再び抗議行動を開始した。

今年07月初めにも、労働者は工場移転に際して補償がなかったことに抗議し、2日連続でストライキを行ったことがある。

12月10日
江西省吉安・泰和の茂盛環境有限公司が給与を滞納し、社会保険の未払いがあり、さらに月末まで休業すると発表したため、労働者が集団でストライキを行い、一時は工場の門を塞ぐ状況となった。

⇒参照・引用元:『作天』「12月上旬制造业工人罢工事件汇总:欠薪成主要导火索(2025.12.01-10)」12月初旬の製造業労働者のストライキ概要:未払い賃金が主な原因 2025年12月01日~10日

何カ月も給与を支払わず、挙句の果てに社長が逃げてしまう――という事件が多発しており、労働者の抗議活動が燃え上がってるのです。

上掲だけでも、7件が給与未払いが原因。うち3件は給与を滞納していた会社の社長がすでに夜逃げして行方不明となっているのです。

無茶苦茶です。

『昨天』は「年末が近づくにつれ、労働者は警戒を強め、社長の夜逃げに注意しなければならない」と警告を発しています。

以下は『昨天』がYouTubeに上げたまとめ動画です。

動画を見ると「年の瀬にこの人たちはどうやって生きていくのだろう」と暗い気持ちになること請け合いです。

(吉田ハンチング@dcp)

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