なんでわざわざ日本に――なのですが、チョン・ハンギル先生が訪日して「韓国の危機」をアピールしました。

チョン・ハンギルさんはMoney1でもご紹介したことがありますが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の弾劾騒動があったときに、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの支持を明確にし、韓国の若者たち、保守寄り勢力からの声望が高まりました。

↑尹弾劾反対の大規模集会(2025年01月25日開催)の壇上に立つチョン・ハンギルさん。
この人は本名「チョン・ユグァン(전유관/全裕錧)」といい、「チョン・ハンギル」という名は講師・YouTube活動などで用いているいわば「芸名・活動名」です。
チョンさんはもともと予備校や通信講座などで「韓国史」を教えるカリスマ塾講師だったのですが、年収60億ウォンをなげうって※「SAVE KOREA」の集会などに登壇。
※本人の主張です。

↑『セーブコリア』が大邱市で開催した大集会。東大邱駅広場にこんなに多数の人が参加した集会は見たことがない――といわれるほど人が集まりました(2025年02月08日)。
左派・進歩系の『共に民主党』が尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を弾劾せしめ、李在明(イ・ジェミョン)さんが大統領に成りおおせ――韓国は「おしまい」決定となりましたが、チョン・ハンギルさんは言論活動を続けています。
韓国の保守寄り勢力が次々と「特検」によって逮捕されるなどして、李在明(イ・ジェミョン)さんと愉快な仲間たちが独裁に向かって邁進する中、チョンさんはアメリカ合衆国に移動。
合衆国で「韓国の惨状」をアピールし、左派・進歩系人士・現政府への批判を行っています。
チョンさんは2025年08月末にワシントンD.C.へ出国・滞在し、自身のYouTube配信や現地イベントで発信。現地で「亡命提案を受けた」旨を主張しています。
これが本当であれば、支援者から合衆国政府にチョンさんの主張が届いているものと見なければなりません。先にあった「韓国で起きているのは革命なのか粛清なのか」というトランプ大統領のSNS投稿からも、合衆国の情報担当機関が大統領に「韓国の状況を憂慮する報告」を上げているのは確実です。
ワシントン近郊のイベント(トゥルースフォーラム等)に出席し、そこでの発言や活動が報じられていますが、「YouTube収益停止の通告を受けた」とも発言しています。もちろんこの背後には左派・進歩系勢力の圧力があるでしょう。
世界を回って韓国の危機を訴える
10月中旬に日本(新宿・富士山周辺)で一人デモを行いました。
富士山をバックに1人デモを行うチョン・ハンギルさん。
左側のフリップには、
「1905 을사늑약:1905 乙巳勒約(第2次日韓協約)」
「1910 한일병합:1910 韓日併合」
右側のフリップには、
「2025 친中식민지:2025 親中植民地」
「中식민지 전한길:中国の植民地 チョン・ハンギル」
――と書かれています。つまり「2025年現在、韓国は中国によって侵食されて国を奪われている」といいたいわけです。かつて日本によって国を奪われたときのように。
チョン・ハンギルさんは以下のように述べています。
乙巳勒約、韓日併合条約を通じて、われわれは35年という長い長い期間、日帝植民地に転落するという大きな苦痛の歴史を経験した」
「それから120年が過ぎた2025年、李在明政権が親中化し始めている。中国の植民地に転落しかねない危機の中で、皆さんに訴える」
「最終的に大韓民国を崩壊に向かわせた李在明政権に対してどうすべきか、皆さんが判断してほしい」
「今後は全世界を回りながら、在外同胞の皆さんに、
『大韓民国を守らなければならない』
『米韓同盟を強固にしなければならない』
『自由民主主義を守らなければならない』
――という訴えを絶えず続けていく」
チョン・ハンギルさんは日本から豪州へ移動し、講演活動などを行っています。
韓国の自由民主主義のために戦っているチョン・ハンギルさんですが、韓国の若い世代が現在の李在明(イ・ジェミョン)さんと愉快な仲間たちを打ち倒す時が来るでしょうか。
それって「昔に戻るだけ」なのでは?
ただし、朝鮮半島国家は日本に併合される前は中国の属国でした。李氏朝鮮の王様は、清から承認を受けなければならなかったので、属国と考える以外ありません。
もう何度だっていいますが、朝鮮半島国家は日本に併合されて初めて中国に指図されない、中国より上の立場を手に入れたのです。日本併合時代の朝鮮半島は歴史上「破格」の時代でした。
もし現在、チョン・ハンギルさんがいうとおり「韓国が中国に支配されつつある」というのなら、それは昔に戻るだけじゃん――とだっていえるのです。
(吉田ハンチング@dcp)






