自動車メーカーが半導体などの供給不足、サプライチェーンの問題で困っています。自動車の生産が思うように進まないのです。
今、新車を注文しても実際に手元に届くのは2年後、あるいはもっと先かも……なんて話になっております。
世界中どこも同じようなもので、韓国もその例に漏れません。
韓国メディア『中央日報』が興味深い記事を出しています。「韓国にポルシェの在庫が1台もないことが分かった」というのです。
同記事は、パク・モさんがドリームカーであったポルシェを購入しようとショウルームに行って相談してみたところ……納車までほとんど2年以上かかることが分かった、という話から始めています。
記事から一部を引用してみます。
(前略)
24日、『中央日報』が入手したポルシェ車両ストック(在庫)および出庫待機期間の現況によると、現在国内にはポルシェの在庫がたったの1台もないことが分かった。ポルシェ側の関係者は「車両用半導体供給難による出庫遅延、ロシア・ウクライナ戦争に伴うグローバルサプライチェーンの不安により待機期間が増え続けている」とし「(待機期間が)2~4年かかるという話を聞いて地団駄を踏む顧客が増えている状況」と説明した。
(後略)⇒参照・引用元:『中央日報』「【独占】『本物のドリームカーになった』ポルシェ国内に在庫1台もなし。どうして」
車載用半導体の供給難は現在も続いており、またロシアが無法に起こした戦争によるサプライチェーンの混乱がそれに拍車をかけているとのこと。
同記事によると、ポルシェの車種による納車までの期間は以下のようになります。
納車まで最も時間がかかるのは「911」で4年。「タイカン」は1年6カ月とまだマシですが、最近になって契約が世界的に伸びており、近いうちに2年以上かかるようになるかも、とのことです。
日本と同じく、韓国でもドイツ車は人気があります。それにしても在庫が1台もない、というのは異常事態といえるのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)