たから「韓国型」とか「Kなんとか」とか言わない方がいいのです。
Money1でもご紹介してきた、韓国が独自技術で開発したと誇ったLNG運搬船はポンコツで役に立たず、「廃船」が確定したとのこと。韓国メディア『朝鮮日報』の書きようが以下です。
韓国型液化天然ガス(LNG)貨物倉(KC-1)を採用した『SK海運』所属の大型船2隻が、一度も商業運転をすることができず、結局廃船手続きに入った。
事業を拙速に推進した結果、国内造船業界と海運業界が莫大な資源と時間を浪費し、韓国の技術に対する海外船主たちの不信感を高めたという指摘が出ている。
30日、海運業界によると、SK海運の17万4000㎥級LNG運搬船「SKセレニティ」と「SKスピカ」は最近、マレーシア・サバ(Sabah)州の連邦直轄領ラブアン(Labuan)に到着し、長期係留(船舶が運航を停止して停泊または係留すること)の手続きを進めている。
(後略)
最後に登場するラブアンは、船の墓場手前みたいな場所で、景気が悪くなると、仕事がなくなった船舶がここに長期係留されて売り先を探し――駄目な場合はスクラップとして解体されるために廃船ヤード(インドやバングラデシュにある)に送られます。
『朝鮮日報』が書くように、韓国型LNG運搬船は一度も商業運行できずに墓場送りになった模様でです。
韓国が独自技術で開発したLNG貯蔵槽「KC-1」なるものは、何度修理してもコールドスポットができるという現象が直りませんでした。最後は「暖かい南洋の海で使う分には大丈夫だろう」などという、とても技術者とは思えないケンチャナヨな意見も出るほどでした。
ことほどさように、韓国の技術などというものはアテにならないのです。
この独自技術を使った「KC-1」の開発を始めたのは、上掲でご紹介したとおり、フランスに技術特許の代金を払いたくないからでした。2004年に始めて10年して「できた」といい、そこからさらに10年たっています。
韓国は20年かかっても「欠陥品」しか造れなかったのです。
廃船にするしかない理由は、どの国も欠陥船の入港を認めないからです。『朝鮮日報』は以下のように書いています。
(前略)
海運業界では、『SK海運』の韓国型貨物倉を適用したLNG運搬船が最終的に廃船の手続きを踏むと予想している。設計上の欠陥で保冷機能に異常が生じ、これらの船を受け入れる港がないからだ。
主要ガス輸出国であるオーストラリアでは、関連問題を解決するまでSKセレニティ、SKスピカの入港を拒否すると明らかにした。
中東諸国は、入港の問い合わせに全く回答すらしなかったという。
(後略)
どの国も受け入れないのでは廃船にするしかありません。ラブアンに係留できるのは荷物を積まず、給油もぜず、電源も落とした状態だからです。
売れればいいのですが、こんなポンコツ船誰が買うのか?という話です。また、もし「買いましょう!」という奇特な企業があったとしても、売却するには産業通商資源部の許可がいります。
なぜなら、このポンコツKC-1の技術を「国家核心技術」に指定したからです。今となっては大笑いですが、できた当時は韓国の技術力を示す「名品」であり、「核心技術」だったのです。
韓国らしい、実に哀れな話です。
(吉田ハンチング@dcp)