
↑韓国軍を弱体化させることに専心したボンクラ安圭伯(アン・ギュベク)に代わって、国防部の長官に就任した姜信哲(カン・シンチョル)さん。
読者の皆さまにタイムリーにご紹介しそこないましたが、国防部の長官が交代しています。
韓国の安全保障を弱体化する一方であった、安圭伯(アン・ギュベク)さんは更迭され、姜信哲(カン・シンチョル)さんが、大統領に指名され、国会人事聴聞会を経て就任しています。
姜信哲(カン・シンチョル)さんについてご紹介しておきます。
姜信哲(カン・シンチョル)さんは、簡単にいえば、作戦・戦略畑を長く歩み、米韓連合作戦の中枢まで上り詰めた陸軍大将出身の軍人で、2026年9月22日に李在明(イ・ジェミョン)政権の国防部長官に就任した人物です。
姜信哲(カン・シンチョル)さんは1968年生まれで、陸軍士官学校46期を卒業。1990年に任官しました。
軍歴を見ると、歩兵部隊だけを渡り歩いた典型的な野戦指揮官というより、作戦計画・戦略立案・韓米連合作戦を長く担当してきた参謀型の軍人という性格がかなり強いです。
主要な経歴は――、
・米韓連合軍司令部政策課長
・合同参謀本部作戦本部作戦企画課長
・国防部長官軍事補佐官(朴槿恵(パク・クネ)政権期)
・第1野戦軍司令部作戦処長
・陸軍大学総長
・第11機械化歩兵師団長
・合同参謀本部戦略企画部長
・大統領府の国家安保室国防改革秘書官・安保国防戦略秘書官(文在寅政権期)
・地上作戦司令部副司令官
・合同参謀本部作戦本部長
・韓米連合軍司令部副司令官
――です。

↑姜信哲(カン・シンチョル)さんは、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権時には大将に昇進の上、米韓連合軍司令部副司令官に任命されています。同司令部はアメリカ合衆国軍の四つ星将官が司令官を務め、韓国軍側の最高位が副司令官です。したがって姜信哲(カン・シンチョル)さんは、尹政権下で米韓連合防衛体制の韓国側最高幹部まで引き上げられたことになります。
保守・進歩の双方の政権で要職に起用されてきたことも特徴です。もっとも軍人というのは、保守寄り政権だろうと、左派・進歩系政権であろうと、国を守るために最善を尽くすのが仕事のはず。

特に重要なのが、最後の米韓連合軍司令部副司令官です。
これは韓国陸軍大将が就く米韓連合作戦の最高幹部の一つで、姜信哲(カン・シンチョル)さんは2023年11月に就任しました。
つまり、北朝鮮有事を想定した米韓共同の戦争計画・指揮体系を実務の最高レベルで扱った経験があります。
2025年09月に大将で退役し、2026年01月には駐サウジアラビア韓国大使となりました。
その後、李在明(イ・ジェミョン)大統領が8月30日に国防部長官候補に指名し、09月22日に正式に国防部長官に就任しています。
李在明(イ・ジェミョン)政権の国防部長官ですが、北朝鮮に対する公式発言はかなり明確です。
就任前の国会提出資料で、韓国の安全保障と国民の生命・財産を脅かす勢力は「敵」であるとした上で、
「韓国を『敵』と規定し、核をはじめとする軍事的脅威を継続して加えている北朝鮮政権と北朝鮮軍は、われわれの敵だ」
――と明確に立場を示しています。
また北朝鮮がMDL周辺で進めている、いわゆる「国境線要塞化」についても、就任前から南北合意に反し、朝鮮半島の休戦体制を損なう行為との認識を示し、MDL侵犯などに対して情報監視を強化し、政策・戦略・作戦の各レベルで対策を講じるとしています。
09月22日の就任式でも――、
「勝利がわれわれの戦略となり、勝利がわれわれの政策となる」
として、「勝利のための国防改革」を掲げました。「敵には荒々しく、容赦なく、致命的でなければならない」とも述べています。
したがって、少なくとも公に示している「考え方」を見る限り、抑止力・戦闘能力・作戦遂行能力を前面に出す軍人です。

↑李在明(イ・ジェミョン)政権における初代国防部長官となった安圭伯(アン・ギュベク)さんはボンクラでした。内閣改造によって(事実上)更迭されました。
韓国初の文官上がり、ボンクラ極まりなかった安圭伯(アン・ギュベク)前長官から、姜信哲(カン・シンチョル)さんに交代しましたが、いきなり「北朝鮮の地雷事件」に対処しなければならなくなりました。
(吉田ハンチング@dcp)





