韓国では政権ごとに徳政令を発動しています。先にご紹介したとおり、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんも、尹錫悦(ユン・ソギョル)前政権が行った――「新出発基金」をバッドバンクにして不良債権の買い取りを行い、分割償還や元利減免を実施――を引き継いでいます。

また李在明(イ・ジェミョン)さんは、2026年07月15日に開催された各省庁業務報告会で「返済能力のない長期延滞債務者は、できるだけ早く整理してあげなければならない」と言い出しています。
しかし、徳政令を何回やっても、何回やっても――延滞者の積み上がりは止まったりしません。
『毎日経済』が非常に興味深い記事を出していますので、以下に一部を引きます。
信用赦免(後述)を何回やっても、何回やっても無駄だってば――と指摘しています。
(前略)
一般に、延滞記録のある借り手は最長5年間、金融取引が制限されるなどの不利益を受ける。しかし、信用赦免を受けると信用スコアが大幅に上昇する効果が生じる。
新たにクレジットカードを発行でき、新規融資も受けられるようになる。李在明(イ・ジェミョン)政権は包摂金融を重視しており、昨年の信用赦免は過去最大規模で実施された。
問題は、昨年信用赦免を受けた人のうち、今年上半期(01~06月)に再び延滞の沼にはまった人が64万8,000人に上り、22.2%を占めた点である。信用が回復した後に再び借金を負い、それを返済できず再延滞者となったのである。
種類別に見ると、昨年信用赦免を受けた個人は257万2,000人だった。
このうち23.5%に当たる60万5,000人は、今年上半期に新たな延滞を記録した。ほぼ4人に1人の割合で再延滞者となった計算である。
その一方で、事業者の再延滞率は比較的低い。信用回復支援を受けた個人事業者35万6,000人のうち、新たな延滞者と把握されたのは4万3,000人だった。
結局、現行制度では、繰り返し延滞するリスクの高い借り手を適切に見極められていないとの指摘が出ている。
キム・サンフン議員は、「受益者の相当数が短期間で再び延滞し、政策の限界が明らかになった」と指摘した。
続けて、「借金帳消しのポピュリズムばかりを前面に出すべきではない」とした上で、「脆弱層には新規融資よりも自立支援が必要ではないか、政策の実効性を再点検すべきだ」と述べた。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「신용사면 반년만에 … 5명 중 1명 또 연체」
記事内にある「信用赦免」というのは、「延滞記録を削除して信用情報を回復する特別措置」のことです。信用赦免を行っても、またすぐに同じように延滞者に戻ってしまう――のです。
結論はいつもと同じです。韓国というのは賽の河原のような国なのです。
(吉田ハンチング@dcp)





