見逃せない動きです。2026年09月11日、韓国外交部の部長(長官:外相相当)、趙顕(チョ・ヒョン)さんがイランの外相と電話会談を行いました。
アメリカ合衆国のトランプ大統領に「イランに軍隊を派遣せよ」と圧力をかけられている韓国は、先にご紹介したとおりイランに調査団を派遣(調査団は戻って国家安全保障会議で報告を行います)。
この韓国-イラン外相電話会談はこれに関係していると見られます。以下に韓国外交部が本件について出したプレスリリースを全文和訳します。
韓国・イラン外相電話会談(09月11日)の結果
趙顯(チョ・ヒョン)長官は09月11日(金)午後、Seyyed Abbas Araghchi(セイエド・アッバス・アラグチ)イラン外相の要請により電話会談を行い、最近の中東情勢および韓国・イラン両国関係、在外国民の保護などについて協議した。
趙顯(チョ・ヒョン)長官は、最近の中東情勢について深い懸念を表明し、域内に持続可能な平和と安定が回復することを期待すると述べた。
また、趙顯(チョ・ヒョン)長官は、韓国が、ホルムズ海峡において韓国船舶を含むすべての船舶の自由かつ安全な通航が保障されなければならないという一貫した立場を有しており、ホルムズ海峡における自由な通航を保障するための国際社会の努力にも引き続き参加してきたことを強調した。
併せて、韓国の在外国民の安全について、イラン側の関心を要請した。
一方、アラグチ外相は、現在の中東情勢に対するイランの立場を説明し、両外相は、中東情勢および韓国・イラン両国関係の懸案について、二国間および多国間の機会を通じて、引き続き意思疎通を図っていくこととした。
以上。
この電話会談について「イラン側の要請により」と書いていますが、これは中国も行う「よくある手」ですので、特に注目するには値しません。
ただし、イラン側には「まさか韓国はホルムズ海峡に本当に派兵するつもりじゃあるまいな」と懸念を表明しているので、韓国外相と話をする必要があります。
09月07日、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は、韓国政府がホルムズ海峡への軍事的関与を検討していることを受け、異例にも韓国語で声明をXに掲載しました。
以下が実物の投稿です。
↑ハングルによる異例の投稿です。添付された画像には「위험한 선택에는 대가가 따릅니다(危険な選択には 代償が伴います)」と書かれています。イランと韓国の関係には64年を超える歴史があり、両国関係は一貫して相互尊重に基づいて発展してきました。
イランは韓国との友好関係を非常に重要視しています。
しかし現在、イラン国民がアメリカ合衆国の侵略的行為に対して自衛しており、女性と子どもを対象とした合衆国の戦争犯罪に断固として対応している状況において、他国がペルシャ湾およびホルムズ海峡に軍事的に駐留したり、作戦に参加したりすることは、侵略行為の当事者を直接的に支援するものと見なされざるを得ず、深刻な結果を招くことになるでしょう。
主権を有し、責任あるいかなる国家も、合衆国の圧力と脅迫に屈し、偉大なイラン国民に対する侵略行為と恐るべき犯罪への共謀に加担してはなりません。
⇒参照・引用元:『X』「Esmaeil Baqaei」アカウント
核心部分は、「ペルシャ湾およびホルムズ海峡に軍事力を配備したり軍事作戦に参加したりすることは、侵略を行った側への直接的な支援と見なされ、深刻な結果を招く」というものです。
さらに韓国に対して、合衆国の「圧力と脅迫」に屈してはならないと述べています。
さて韓国は、トランプ大統領の圧力に屈してホルムズ海峡への派兵を実際に行うでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)







