アメリカ合衆国とイランの戦いがまた激化しており、原油先物が急騰しています。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。

ブレント原油先物は、2026年09月09日、終値「101.21ドル」に到達。
翌10日にはギャップアップして終値「109.29ドル」へ急騰。本日11日は現在のところ陰線ですが、高値水準は変わりません。
最大の直接的な引き金は――、
・合衆国がイランの石油タンカー5隻を攻撃
・これに対しイランがホルムズ海峡付近の船舶10隻を攻撃
・イラン革命防衛隊(IRGC)が、合衆国によるさらなる攻撃があれば報復を拡大すると表明
・さらにイラン系フーシ派がイエメンのモカ港を制圧
・フーシ派によるサウジアラビアのエネルギー施設への攻撃も発生
――の連鎖です。
つまり、それまで主として「イランから原油が供給されなくなる」「ホルムズ海峡が不安定になる」というリスクだったものが、タンカーそのもの+サウジの石油施設+紅海航路にまで拡大したわけです。
特に重要なのがホルムズ海峡の実際の輸送量です。
戦争前には世界の石油・ガス供給のおよそ5分の1がここを通過していました。
ところが08月末の戦闘再開前には一時800万~900万バレル/日まで回復していた原油フローが、その後は200万バレル/日未満まで落ち込みました。
09月09日には、イラクの燃料油約200万バレルを積んだタンカーもドローン攻撃を受けています。
韓国政府はホルムズ海峡への派兵について、トランプ大統領から圧力を受けており、調査団を派遣していますが、ここに軍を派遣するとまさに「火中に栗を拾う」ことになりかねません。
(吉田ハンチング@dcp)





