冒頭でお断りしておきますが、筆者が「KOSPIは7,280までいく」などと言っているのではありません。韓国メディア『ソウル経済』が――『NH投資証券』の研究員がそう語った――と報じているのです。
韓国はどん底景気のママなので、KOSPIの上昇は唯一の希望であり、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんの支持率の源泉となっています。
韓国は景気のいい話がいる状況です。

↑KOSPIは「5,000」を超えいい感じ――と見えますが、2026年02月05日、ガタッと下げがきました。
『ソウル経済』の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
『NH投資証券』が、KOSPI指数の12カ月目標値を7,300ポイントに引き上げた。指数の変動性は高いものの、企業利益の増加とマルチプル拡張が同時に起きていることを理由として挙げた。
※マルチプル拡張(multiple expansion) というのは、同じ利益水準でもより高い倍率で株価が評価されるようになること――という意味です:引用者注
キム・ビョンヨンNH投資証券研究員は、05日付の報告書で「人工知能(AI)関連ハードウェア需要に対する信頼とガバナンス問題が続く限り、コスピの上昇は持続するだろう」と明らかにした。
キム研究員は、コスピ上昇の要因として、
△AI関連ハードウェア需要に対する高い信頼
△企業ガバナンスの質的改善
△合衆国資産市場に対する信頼――を挙げた。
彼は「グローバルな不確実性は散在しているが、これらは金融市場の変動性が拡大する際に柔軟に調整され得る問題だ」とし、「構造的変化につながり中長期的な影響を及ぼす可能性は限定的だ」と分析した。
(中略)
さらに「ディスカウント解消の努力により、韓国株式市場の体質が変化し、株価純資産倍率(PBR)が日本を上回る2倍となればKOSPIは6,300ポイント、新興国平均のPBR(実績ベース)である2.2倍を適用すれば、7,280ポイントまで高まる」と展望した。
ただし、指数の天井シグナルとしては、
△半導体需要に対する盲目的な信頼に変化が生じた場合
△日本の長期国債に対する選好度が高まる時点
△今後、韓国政府の政策推進力が弱まる時期――などを挙げた。
「たら・れば」が積み上がって都合のいい話になっているように聞こえますが、「KOSPIは7,280ポイントまで高まる」そうです。
KOSPIの天井圏のシグナルとして、なぜ日本の長期国債が挙げられているかというと、リスク資産(株式、とくに新興国株)から資金が抜けるとき、グローバルマネーはだいたい次のどれかに向かうからです。
米国債
日本国債(特に長期)
円キャッシュ
金(Gold)
日本の長期国債(JGB) は、超低リスク・流動性が高い・政治・通貨の安定性が高い、という理由で、「リスク回避が本格化したときに、最初に動きが出やすい資産」と見られているからです。
さて、KOSPIが本当に「7,300」になるかどうか――楽しみにいたしましょう。
(吉田ハンチング@dcp)





