Money1では連日ドルウォンレートについてご紹介していますが、ここのところ「ドル安ウォン高」の動きが尋常ではありませんでした。以下は直近のドルウォンの日足チャートです(チャートは『Investing.com』より引用)。
とにかく「だーっと下って、やっとちょっと戻した」というのが現状です。
で、これだけドル安が進行していますので韓国の皆さんの考えることは同じです。
今のうちにドルを買っておこう!
というわけで、2020年11月19日、『国民銀行』『新韓銀行』『ウリィ銀行』『ハナ銀行』『農業銀行』の5大銀行で、
韓国5大銀行「ドル預金」残高
527億800万ドル(約5兆4,735億円)
527億800万ドル(約5兆4,735億円)
となりました。これは、先にご紹介した「2020年10月末時点:526億2,800万ドル」を更新し、韓国史上最大のドル預金残高とのこと。
海外留学生にドルを送金しなければならない親御さんが「ドルが安いうちにためておこう」とするといったドル買いも多いとのこと。
もちろん、ドル預金のメインは法人なのですが、輸出代金として受け取ったドルをそのまま口座に置いていることが多いのでドル預金残高が最大になったと説明されています。つまり為替レートの変動と先行きに不安を抱いている法人が多いというわけです。
さて、この先ドルウォンはどうなるでしょうか。
(松田ステンレス@dcp)