韓国政府は韓国株式市場における「全面空売り禁止措置」を2021年05月02日まで延長しました。
05月03日から一部銘柄だけが空売り解禁ですが、韓国は世界最長の空売り規制を行っている国となりました。
これに対して「バカな話だ」といわんばかりの記事が『Bloomberg』に出ました。
ファンドマネージャーやトレーダーの警告を以下のように引いています。注目発言を以下に引用します。
(前略)
シドニーのAMPキャピタル・インベスターズのダイナミック・マーケット部門の責任者で、ロング-ショート・ファンドを運営してい るネイダー・ネイミ氏は、「韓国が強気の市場であることを考えると、空売り禁止期間の延長は驚くべきことだ」と述べた。「アメリカ合衆国で見られたようなショート・スクイーズを避けるのが目的でしょうが、意図しない結果として市場の流動性が急落する可能性があります」と述べている。
(中略)
ソウルに拠点を置くマッコーリー・インベストメント・マネジメント・コリアの株式担当チーフ・インベストメント・オフィサー、チョン・ギョンデ氏は「空売りがなければ、過大評価されている銘柄への売りが遅れ、蓄積されていく」と述べています。
「それは、すべての銘柄で空売りが可能になったときに、韓国株に短期的なショックが生じることを意味する」”と付け加えた。
(後略)
また、上記のチョン・ギョンデ氏は「韓国の政治家のポピュリズムが空売り禁止措置の延長を後押しした」とも指摘しています。
さて、一部でも解禁となる05月03日を楽しみに待ちましょう。何が起こるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)