韓国は泥舟だ【国会予算政策処」は警告する「あと5年で政府負債の対GDP比は100%を超える」

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韓国政府の財政は逼迫しています。

文在寅政権下で600兆ウォンオーバーの予算を組んだのが、そもそもの失敗です。

コロナ禍の前から予算の支出を膨らませ、その財源確保のために国債発行を積み上げ、政府負債を増やし続けました。もう何度だっていいますが、韓国の規模で600兆ウォンオーバーの予算は無理なのです。

2024年はどうなったのかというと、先に記事にしたとおり、予算から30.8兆ウォンも足りませんでした。しかるに『共に民主党』党首の李在明(イ・ジェミョン)さんは「補正予算を組め」と政府を非難しています。

どこにそんなお金があるんだ――という話ですが、『韓国銀行』が無配の劣後債を買い取り続ければいいんだ――という夢想家には財源の話はどうでもいのでしょう。

ただし民間でお金が回らないときは政府が支出を増やすという施策は間違っていません。

ばかだなあ――という話なのですが、2025年02月21日、『国会予算政策処』(略称「NABO」)が「2025~2072年NABO長期財政展望」というリポートを出しました。

これは韓国政府に対する警告です。

⇒参照・引用元:『韓国 国会予算政策処』公式サイト「2025~2072年NABO長期財政展望」

まず『国会予算政策処』は、政府負債(返済しなければならないので「債務」です)がこのままいくと「どうなるのか?」を以下のように予測しています。

2024年は「政府負債:1,270兆ウォン」(対GDP比:47.8%)で済んでいますが、2030年には「政府負債:1,623.8兆ウォン」(対GDP比:107.7%)に達するのです。

あとたったの5年で政府負債は対GDP比で「100%」を超えてしまいます。

2072年には政府負債は「7,303.6兆ウォン」に達するという「読み」ですが、こんな47年も先の数字はどうでもいいことです(韓国が存在するかどうかも分からない)。

それよりも韓国政府の負債が100%を超える――という事態になったとき、それでも韓国に対する「信用」が維持されるか?――の方が重要です。

なぜなら「韓国政府はもう持続不可能だ」と判断されたら、信用を失い資本逃避(capital flight)が起こるだろうから――です。

維持できるかどうかを判断するのは、『BIS』でも『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)でも、ましてどこかのトレーダー、あるいは指標ではありません。

不確かでピーキーな動きをする「市場」が決めるのです。

韓国はもうダメだと(市場の多くに)思われた時点で「詰み」です。資本逃避が怒涛のウォン安をつくり出し、バンザイするしか手がなくなるでしょう。いえ、バンザイしたところで止まりません。信用を得るために誰かがお金を積むしかないのです。

「世界最悪の反日国家」のために日本がそんなことをするいわれはないので、中国に頼むか、国際機関に頼むか――誰かが韓国のケツを持ってそれで資本流出が止まるまでは経済状態は悪化し続けます。

石器時代に逆戻りですね。

どこで「みんなが韓国をダメだと思うのか」が問題で、その閾値は「2072年の対GDP比:173%」までいかなくても「来る」のではないでしょうか?

日本政府の負債の対GDP比は「217%」もありますが、韓国と違って破綻する可能性はありません。なぜなら日本は世界最大の債権国で「信用」が厚いからです。

日本にできるから韓国にもできるというのは「ばかの考え」です。

韓国はまさに「泥舟」どうするつもりなのか?

次にいきます。国民年金の持続可能性について――です。

Money1でもご紹介してきましたが、韓国の年金制度は破綻の危機にあります。今「改正」できなければ、すぐに持続可能性が怪しくなります。改革が焦眉の急のであり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は就任時にこれをやりとげる――としていたのですが、読者の皆さまもご存じのとおり、政争によって現在尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は拘置所にいます。

また、国会では与野党が本件について話し合っていたのですが、世にもあほらしいことに合意が進まず霧散してしまいました。

ばかな国です。何でも政争の具にして、国民生活に直結する改革が行えないのです。

『国会予算政策処』が出した予測数字が以下です。

2039年に国民年金基金の積立金はピークを迎え、あとは減少を続けて2057年には完全に枯渇します。赤字となって、ものすごい勢いで赤字を増やしていきます。

忘れてはならないのは、これは「国民に支払うと約束したお金」であって、絶対に支払わなければなりません(保険料を支払わせている老齢年金ですからね)。

足らない分はどこかから持ってくるしかないのです。

政府が支払うためには国債を発行するなどして負債を積むしかありません。そうして政府負債もどんどん積み上がるわけで、そのスピードは加速するしかありません。

これが政府負債が「7,303.6兆ウォン」にも達する理由の一つです。

これどうします?――が韓国政府に突きつけられています。『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)さんは大統領になりたいご様子ですが、こんな左前になった国の大統領なんかになって、どうするつもりなのでしょうか。

遠からず沈没するかもしれないという泥舟なのですよ?

(吉田ハンチング@dcp)

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