2025年03月19日、フィリピン情報局がスービック湾(Subic Bay)の入口にあるグランデ島で、スパイ行為を行っている不審な外国人を発見し、逮捕しました。
彼らは中国人6名とフィリピン人1名で、漁師を装い、アメリカ合衆国、フィリピンの艦船をスパイ活動を行っていた容疑です。
↑2025年03月26日、フィリピンのマニラで、国家捜査局(NBI)のフェルディナンド・ラビン副局長が、逮捕した中国人6人とフィリピン人1人を紹介しているところ。
↑スービック湾の海軍基地(1990年01月撮影)。1992年に合衆国海軍は撤収したのですが、現在は対中国の観点からまた基地を利用する(ことができる)ようになっています。
もともと、このスービック湾にはアメリカ合衆国の海軍基地がありました(1901年~1992年)。
NBIのハイメ・サンティアゴ局長は、「釣り」という名目で島に入ったが、深夜まで桟橋に滞在していたと解説。面白いのは、中国人は「ドローンを使って餌をまく」ふりをしていた――という複数の証言が出ていることです。
NBIは、実際には餌をまくのではなく、合衆国・フィリピン両国の海軍を監視していた――としています。そりゃそうでしょうね。
捜査官は、スパイとして逮捕された者から、大量の写真、文書、電子証拠を押収しました。同じく逮捕されたフィリピン人はそのチームの警備員として働いていた――とのこと。
中国共産党政府はこれまでのところ、本件について「だんまり」を決め込んでいますが、フィリピン政府は、南シナ海における中比の摩擦がエスカレートしており、2024年以降で、スパイ容疑で逮捕された中国人の数は12人に上る――としています。
(吉田ハンチング@dcp)