2026年07月16日、韓国外交部の定例記者ブリーフィングで面白いやりとりがありました。
以下をご覧ください。
<<質問>>
米韓議員連盟所属の議員らが19日に合衆国を訪問します。また、康京和(カン・ギョンファ)駐米大使も19日に米国へ戻りますね。
議員連盟所属の議員らと共に、合衆国上院や通商代表部(USTR)、あるいは行政府関係者との接触を行う予定があるのか教えてください。
(『マネートゥデイ』キム・ミヌ記者)
<<回答>>
行政府が韓国国会議員の活動について評価したり言及したりすることは適切ではありません。ただ、申し上げたいのは、現在、米韓間にはさまざまな共通の関心事項や懸案があり、各レベルでそれらについて緊密に意思疎通と調整を行っているという点です。
今回の訪問団も、そのような意味において、韓米関係の発展や強化に寄与するものと期待しています。
<<質問>>
Coupnag(クーパン)問題についてです。韓国政府としては、引き続き「特定企業を対象に差別しているわけではない」という論理だけで合衆国を説得していく考えなのでしょうか。
ホワイトハウスにしても議会にしても、それだけでは説得できる状況ではないように思われます。
ですから、何らかの形で韓国側からも、いわば妥協案のようなものが示されて初めて事態が前進するのではないかという気もするのですが、韓国政府としては、その点まで念頭に置いているのでしょうか。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
昨日、康京和(カン・ギョンファ)大使が報道機関にもお話しされたように、このクーパン問題が私たちの考えていたよりもはるかに長期化しているという現実については、韓国政府も十分認識しています。そのため、合衆国議会や行政府に対して、本当に継続的かつ積極的なアウトリーチ活動が必要であると私たちは考えています。
その上で、国内では関係省庁と外交部が意思疎通を図りながら、合衆国の政界・財界、そして議会、行政府に対し、正確な情報が伝達されるよう努めていきます。
また、合衆国の中間選挙も控えていますので、このクーパン問題が米韓関係に本当に否定的な影響を及ぼしたり、負担となったりしないよう、そのためのアウトリーチ活動を積極的に展開していくという点を申し上げます。
<<質問>>
課徴金が科されるなど、何らかの調整が行われる余地が残されていると見てもよいのでしょうか。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
それについては、各関係機関が独立して、また関係法令に基づいて進める事柄ですので、それはそれとして手続きが進められることになります。従って、クーパン問題の本質、すなわち私たちが考える本質について説明していきます。
そして、米韓間には本当に協力しなければならない案件が非常に多くあります。
本日、トランプ大統領から軍艦建造に関する発言もありましたし、造船分野での協力も米韓関係における非常に重要な協力の柱です。
そのように協力すべき分野は数多くありますので、このクーパン問題が何らかの障害となったり、否定的な影響を及ぼしたりしないよう、より一層強化した外交努力を行っていくという点を申し上げます。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「대변인 정례브리핑(7.16)」
傑作なのは、『イートゥデイ』キム・ソヨン記者のド直球の質問です。
韓国政府が繰り返し述べている「特定企業を対象に差別しているわけではない」という論理だけで、合衆国議会やホワイトハウスを納得させるつもりなの?
そんなことは不可能だろうよ!
――と詰問しました。ハッキリいえば「ばかなの?」と聞いたわけです。
外交部の回答で注目ポイントは、
「合衆国の中間選挙も控えていますので、このクーパン問題が米韓関係に本当に否定的な影響を及ぼしたり、負担となったりしないよう……」
――という、さもしい物言いです。
トランプ政権は中間選挙で負けたくないだろうから、米韓関係で波風は立てたくないだろう――といっています。ハッキリいえば舐めています。
Money1でもご紹介してきたとおり、このクーパン問題は米韓が正面衝突する案件に育ってきました。合衆国議会およびホワイトハウスが強硬に韓国をぶん殴る姿勢を見せたら……。
韓国政府および、韓国メディアが何を言い出すかは火を見るよりも明らかです。「血盟の米韓関係を壊すつもりか」「合衆国に後頭部を殴れられた」――です。
光州事件のときから韓国の皆さんの合衆国に対する姿勢は同じで、甘ったれたもの。
「なぜ合衆国は全斗煥(チョン・ドファン)軍事独裁政権からオレたちを救ってくれないんだ」⇒「合衆国に騙された」「合衆国に後頭部を殴られた」⇒ 反米キャンペーンというものでした。
この甘ったれた姿勢は現在も続いています。
2026年07月19日、米韓議員連盟所属の議員らが訪米します。
この議員が合衆国で何を言うのか――にご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)





