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「中国は騙されたのか?」と嘆き節。過大評価がバレた

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ロシアが無法に攻め込んだウクライナの戦場は、誠に不幸なことではありますが、最新兵器の実験場になっています。

アメリカ合衆国がウクライナに供与したATACMSミサイルが、ロシア軍の防空ミサイルシステムS-400を撃破したという動画が公開されました。読者の皆さんもすでに目にしているでしょう。

例えば以下のような動画(元動画を引用したもの)がYouTubeに上がっています。

↑YouTube『ミリタリーチャンネル』「ロシアの最新鋭防空システムS-400、ATACMSミサイルを撃墜できず部隊壊滅」

ATACMSミサイルの飛来を感知したのか、S-400は迎撃に6発のミサイルを発射したのですが全部外れました。結果、空港を防衛するために設置されたS-400のミサイルシステムは、2基のミサイル発射装置、レーダーシステム、火器管制指揮車が完全に破壊され、1基のミサイル発射装置も損傷しました。

これに衝撃を受けたのは中国です。なぜならS-400は最新の防空システムで中国もロシアからこれを導入・配備しているからです。

中国語メディアには「中国は騙されたのか」という嘆き節の記事が出ています。以下に記事の一部を引用します。

(前略)
最近、ウクライナが合衆国から供与されたATACMS陸軍戦術ミサイルを使ってロシアのS-400防空システムを攻撃した。

S-400は迎撃のために6発の対空ミサイルを発射したが、すべて失敗し、S-400はその場で破壊された。

中国は数年前に数セットのS-400を高額で購入したため、メディアは 「戦術ミサイルも止められないのに、将来F-22やF-35の超音速ステルス攻撃からどうやって身を守れるのか?」と指摘している。

その性能に「中国は騙されたのか?」と疑問を呈している。

(中略)

『テンセント』によると、合衆国陸軍は最近、ATACMS陸軍戦術ミサイルを使ってロシアのS-400を破壊したといい、ロシア側は米陸軍のミサイルはすべてS-400に迎撃されたと主張した。

その後、合衆国軍は現場のドローンが撮影したビデオを公開したが、それによると、米軍のミサイル発射が検知され、ロシアのS-400は緊急に迎撃ミサイルを6発連続で発射したが、6発のミサイルはすべて外れた。

結局、2発のATACMSがS-400を直撃し、長年にわたってもてはやされてきたこの魔法の兵器は完全に破壊された。

報告書によれば、S-400はロシア軍が誇る重量級の防空システムであり、ロシア軍に配備されている中では最新鋭の防空システムでもある。

より先進的とうたわれるS-500はさらにもてはやされているが、数に限りがあり、まだ大量配備には至っていない。

現在のロシアとウクライナの戦場での実戦では、S-400はロシア軍最強の長距離防空システムなのである。

しかし、ウクライナ軍が証明してみせたS-400の性能は、ロシアメディアにとっては実に恥ずかしいものであった。
(後略)

最新鋭の素晴らしい防空システムだというから導入したのに、ウクライナでそれが過大評価だったことが証明された――騙された!というわけです。

中国も頑張って導入したのですが「こりゃ駄目かも」と骨身に染みた模様。

(吉田ハンチング@dcp)

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