韓国経済を支えている半導体企業『サムスン電子』。ただし、株価は急落しています。
2026年07月21日(火)終値時点でチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用/日足)。

07月21日(火)は陽線で締まりました。
この先がどうなるのか――が気になるところですが、2026年07月15日時点で『KB証券』は『サムスン電子』株について以下のような見通しリポートを出しています。
全文和訳を下掲しますが、結論は「何も変わっていない」「買いだ(buy)」としています。
『サムスン電子』(005930)株価見通し
変わったものはない
2026年07月15日AIインフラ、不変の成長方向性は依然として有効
2027年は半導体枯渇の時代、メモリー供給制約が一段と深刻化
合衆国のAIデータセンター、建設速度は2倍以上に加速する見通し■AIインフラ、不変の成長方向性は依然として有効
―最近のサムスン電子株は、AI投資減速への懸念を織り込み、直近の高値から30%下落した
しかし、AIインフラ産業の長期的な成長性と、メモリー供給不足という業界の中核的なファンダメンタルズは、1カ月前と比べても何ら変わっていない。
最近の株価調整は、業績やメモリー産業構造の変化というよりも、投資家心理の悪化が大きく反映された結果と判断される。
したがって、今回の調整はファンダメンタルズの毀損ではなく、市場の過度な懸念が生み出した価格調整であり、中長期的な観点では、むしろ買いの好機になるとみられる。
■2027年は半導体枯渇の時代、メモリー供給制約が一段と深刻化
―2027年は、メモリー半導体産業70年の歴史の中で、最も供給が逼迫する時期になる見通しである。供給不足の状況は、少なくとも2028年まで続く可能性が高い。
特に、高帯域幅メモリー(HBM)を中心とした積極的な投資により、汎用DRAMの生産能力は構造的な制約を受ける見通しである。
世界のDRAMウェハー生産に占めるHBMの比率は、2026年の15%から2027年には34%まで、2倍以上に拡大すると予想される。
これは、新規生産能力の大部分がHBMに集中することを意味しており、汎用メモリーの供給拡大は事実上制限されると判断される。
その結果、一般顧客が体感するメモリー供給不足は、単なる需給逼迫を超え、「Supply Cliff(供給の崖)」に近い水準まで深刻化する見通しである。
⇒参照・引用元:『KB証券』公式サイト「변한 것은 없다」
――というわけで、メモリー半導体が逼迫している状況は変わらないので、少なくとも2027年中までは『サムスン電子』の業績は期待できる――としています。
韓国メディア『ソウル経済』は「『KB証券』は13日、サムスン電子に対して「買い」の投資判断と、目標株価60万ウォンを提示している」と書きましたが、少なくとも筆者が確認できた13日の「株価展望」には、「60万ウォンまでいく」などという記述はありません。
(吉田ハンチング@dcp)






