2025年02月00日、アメリカ合衆国・ワシントンD.C.にある『共産主義犠牲者博物館』で「大韓民国体制転覆リスク:反国家勢力・北朝鮮、そして中国共産党」というフォーラムが開催されました。
ゴードン・チャン弁護士は、
「合衆国国民とトランプ大統領がすべきことは、弾劾手続きが世界中から注視されており、その結果が韓国の法律に従って公正に決定されることを望むと公に表明することだ」
――と述べました。
また、チャン弁護士は「外国の内政に干渉しているように見られたくないため、トランプ政権としても難しい立場だ。しかし、私はこの問題について誰かが耳を傾けるよう、文章を書き、発言しながら最善を尽くしていく」とも。
先にご紹介したとおり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が罷免されれば、親北、親中、親ロシアの方へ転落一直線で「明確に自由民主主義側に立つ韓国」はおしまいです。
そのため韓国内でも「韓国の自由民主主義を守れ」と星条旗を振っているのです。
※ただしウクライナ戦争を「ロシアの侵略だ」と規定しなかったトランプ政権が「本当に自由民主主義国家のリーダーなのか」と疑わなければなりません。トランプ政権が行おうとしているのは眠っていた「帝国主義」の用に見えます。
今回のフォーラムは韓国の保守寄り勢力が合衆国の市民団体に働きかけた結果開かれたものといえるでしょう。
いわば外圧を利用した韓国内への働きかけです。
本件を保守寄りメディア『アジアトゥデイ』が報じているのですが、同記事の最後の部分が面白いのです。同記事から以下に引きます。
(前略)
金代表は、「韓国が中国の支配下に置かれれば、合衆国にとっても大きな脅威となる」とし、
「韓国と合衆国は、北朝鮮の解放と中国の影響力への対抗という『未完の使命』を引き続き果たすべきだ。韓国における自由と全体主義の戦いに、合衆国は関心を持ち続けるべきだ」
――と訴えた。
このフォーラムは、トゥルースフォーラム、北朝鮮自由連合、共産主義犠牲者追悼財団の共催で開催された。
参加した韓国および合衆国のトゥルースフォーラムのメンバーたちは、パネルディスカッションの後、尹大統領の弾劾が韓国を共産主義の支配下に置く結果を招く可能性があると懸念を表明。
中国と北朝鮮の脅威に対抗し、韓国の民主主義を守るため、70年前の朝鮮戦争で合衆国が韓国を救ったように、トランプ政権の支援が必要だと訴えた。
⇒参照・引用元:『アジアトゥデイ』「[단독] 트럼프 측근 고든 창 “트럼프, ‘윤 대통령 탄핵 공정성 희망’ 선언” 재촉구」
「70年前の朝鮮戦争で合衆国が韓国を救ったように、トランプ政権の支援が必要だ」というのは、例の「韓国と米国は血盟」という認識からくるものです。
問題は、トランプ大統領がそんなふうに考えているか――です。前政権時から「朝鮮半島から米軍を撤退させよう」という人で、要は「自分で守れよ」が主張です。
韓国の政局に頭を突っ込むようなことをするでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)