中国に幻想を抱いてはいけません。韓国企業にとってはなおさらです。
実際、韓国企業が中国で売上と利益を上げられなくなっている厳しい現実があります。
2021年10月11日、日本の『JETRO』が「中国事業の再編進める韓国企業」というリポートを公表しました。この中に非常に注目すべきデータがあります。以下に引用します。
↑上掲データを基にグラフ化。売上高は左の目盛りで単位は億ドル⇒参照・引用元:『JETRO』公式サイト「中国事業の再編進める韓国企業」
上掲のとおり、在中国の韓国企業の売上高は2013年の2,417億ドル(約27兆4,547億円)から2019年の1,475億ドル(約16兆7,545億円)まで、なんと「942億ドル」(約10兆7,002億円)も減らしています。
当期純利益率も「0.8%」まで激減しました。利益が出るか出ないかスレスレまで落ちています。
韓国企業にとって中国は見切りをつけなけばいけない市場になっているのです。もうからない分野は潔く撤退し、もうかるところだけを残すといった判断を早急に行う必要があるでしょう(逃げ切れれない可能性もある)。
韓国の識者ですら「中国はもはや夢を抱いて進出するような土地ではない」と指摘するようになっています。
日本も他人事ではありません。
日本人は昔から「狭い日本より大陸」みたいな幻想を抱くヘキがありますが、とんでもない話です。「中国にはなにせ14億人いるんだから」※といった内需に期待するのも間違っています。内需が育つ前におしまいになる可能性が高くなっているのですから。
※14億人もいない可能性が高いです。
(吉田ハンチング@dcp)