中国が、韓国との間に横たわる黄海に巨大な構造物を建設しており、「養殖施設です」と言い張っている件です。
↑赤い線が韓国がEEZを主張した場合の韓国側EEZ。青い線が中国がEEZを主張した場合の中国側EEZ。すべての国家は12海里(1海里は1.852km)の領海と200海里(約370km)までの排他的経済水域(Exclusive Economic Zone:EEZ)を持つことができるのですが、黄海は400海里も幅がありません。
もとより黄海が狭すぎるので、どこで領海を分けるのかも決定できてはいません。ですから、中国の建設作業に文句をつけるにしても、そもそも文句に正当性があるのか、法的根拠はあるのか――から話さないといけないのです。
中国側が何を造っているのかというと――以下のような写真が上がっています。
3つの鉄塔のような構造物と「H」と描かれたヘリポートが見えます。
この構造物は中国・青島東南約185キロメートルに位置し、3本の鉄橋で支えられた長さ100メートル、幅80メートルの建造物――と見られます。
さあ、コレは何でしょうか?
中国側は「サケ養殖場『深藍一号』と『深藍二号』を支援するための施設だ」と説明しています。
ほんとぉ?――というところです。
(吉田ハンチング@dcp)