中国外交部・毛寧報道官がまたウソを言う ⇒ 旧型軍国主義の国が「日本は新型軍国主義」

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中国共産党が日本非難の声を高めています。この動きに併せて中国外交部の報道官も世にもあほらしい言説を広めています。しかもウソをついています。

2026年05月28日、毎度おなじ記者ブリーフィングでQ&A以下のようなウソの回答をしました。

ちなみに『新華社』が質問に立っていますが、これは完全な出来レースです。中国メディアは全て中国共産党の統制下にありますから、これは中国共産党の意図を受けて質問をし、当局が答えたいことを述べたものです。

『新華社』記者:
05月28日から29日にかけて、『上海交通大学』と『侵華日軍南京大虐殺遭難同胞紀念館』は、東京裁判開廷80周年を記念する国際シンポジウムを開催した。

中国および日本、韓国、マレーシア、ロシア、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルなどの専門家・研究者が東京裁判をテーマに討論を行った。これについて中国側のコメントを伺いたい。

毛寧:
私たちは関連報道に留意しています。

最近、中国、日本および国際社会では、東京裁判開廷80周年をめぐり一連の記念行事が行われました。

今回、多くの国の研究者が上海に集い、このテーマについて改めて深く議論したことは、国際社会が東京裁判の重要な価値を非常に重視していることを十分に示しています。

また、東京裁判が体現した人類の良知、公平と正義に対して共通の追求を有し、第二次世界大戦の勝利の成果を守り、戦後国際秩序を維持し、日本が再び軍国主義の道を歩まないよう促すことについて共通の関心を持っていることを示しています。

東京裁判が裁いたのは人類の良知であり、下したのは歴史の公正な判断です。

現在、日本の「新型軍国主義」が勢いを増し害をなしている状況に直面する中、東京裁判の背景、結論および原則を振り返ることには、より大きな現実的意義があります。

私たちは、世界中の平和を愛する国々および人々とともに、侵略の歴史を覆そうとするいかなる企てにも断固として反対し、日本の右翼勢力に対し、正義の声に耳を傾け、「新型軍国主義」という行き止まりの道を暴走しないよう厳しく警告します。

以前の車のわだちは遠くありません。平和を破壊し、公理と良知に挑戦する行為は、必ずや再び歴史の清算と正義の裁きを受けることになるでしょう。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2026年05月29日外交部发言人毛宁主持例行记者会」

東京裁判に関するシンポジウムが上海で開催されたのは事実です。

確認できる参加者は以下です。名簿が入手できませんが、代表的人物を以下に挙げます。

程兆奇(てい・ちょうき)
上海シンポジウム出席:確認可能

中国新聞網の写真説明で、上海交通大学東京裁判研究センター主任として基調講演したことが確認できます。

人物としては、1956年上海生まれ。上海交通大学特聘教授、戦争裁判・世界平和研究院首席専門家。研究分野は東京裁判、日中関係史。上海社科院研究員を務めた経歴もあります。

主張は、中国側の東京裁判・南京事件研究者として、日本の東京裁判否定論や南京大虐殺否定論に反論する立場です。『新華社』日本語版でも、東京裁判研究センター主任として「南京大虐殺虚構派」批判の文脈で紹介されています。

2. 森正孝(もり・まさたか)
上海シンポジウム出席:確認可能
『中国新聞網』の写真説明で「日本歴史学者、細菌戦問題研究専門家」として上海会議に出席したことが確認できます。

経歴は、静岡大学元平和学講師、731部隊・細菌戦問題の研究者として中国側メディアに紹介されています。 著作・編著として『中国侵略と七三一部隊の細菌戦』が確認できます。

政治的・歴史認識上の主張は明確で、日本軍の細菌戦・731部隊の加害責任を追及する立場です。今回も中国メディアの取材で、高市早苗政権の政策や東京裁判否定に懸念を示したと報じられています。

『侵華日軍南京大虐殺遭難同胞紀念館』というのは、中国南京にある対日批判プロパガンダの拠点です。

出席が確認できる人物は中国共産党の都合の良い意見を述べる皆さんです。対日批判を行うためのプロパガンダ行事を上海で行ったわけです。

「多くの国の研究者が上海に集い、このテーマについて改めて深く議論したことは、国際社会が東京裁判の重要な価値を非常に重視していることを十分に示しています」がもうウソです。

こんなインチキなプロパガンダのためのシンポジウムを国際社会が東京裁判の重要な価値を重視してている証拠などとするのは、まさにマッチポンプとしか評せません。

そもそも現在の中華人民共和国、赤い帝国の開祖である毛沢東さんは、戦後「大日本帝国が大陸に侵攻し、戦争を行ったこと」について感謝していました。

中華民国との戦いを有利に進めることができ、最後には蒋介石軍を台湾に押しやって、赤い帝国を築くことに成功したからです。

直近では「日本軍の蛮行」などと言い募りますが、毛沢東さんはその蛮行とやらに感謝していたという事実を糊塗しています。いわば日本の助けを借りて、国を造ったわけですから、日本を責めるのはお門違いです。

また、さらっと「最近、中国、日本および国際社会では、東京裁判開廷80周年を巡り一連の記念行事が行われました」と述べていますが、日本で「東京裁判開廷80周年」の記念行事が行われたなどという話は寡聞にして存じません。

もしかして中国共産党の意図を汲んで、どこかの活動家が開催したのかもしれませんが。

調べてみると、朝日カルチャーセンター講座で「東京裁判80周年、人は戦争を裁けるのか?」という講座が開催されています。講師は元海将補の下平拓哉先生です。

毛寧さんが言及しているのはこの講座のことでしょうか。

ただ、この講座は「東京裁判80周年、人は戦争を裁けるのか?」というタイトルで、毛寧さんが忌避している「東京裁判の正当性に疑義を示すもの」ともいえるのですが。

また下平拓哉先生は、長く開場自衛隊に勤務された立派な方で、最終階級は海将補(少将相当)です。

むしろ日本では、東京裁判については現在でも、

「戦後国際秩序の基礎」
「勝者の裁き」との批判
「限定的には評価するが問題も多い」

――と評価が大きく割れています。中国共産党の希望どおりの世論など形成されてはおりません。「東京裁判」の評価については見直しが進んでいるというのが本当のところです。

毛寧さんの言葉で面白いのは「新型軍国主義」という言葉です。中国共産党の認識では、日本は新型軍国主義の道を進んでいるだそうです。

旧型軍国主義、遅れてきた帝国主義を21世紀になってやっている国の報道官になぞ言われたくありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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