もう何度だっていいますが、韓国というのは取り憑かれたように「通貨スワップ」「通貨スワップ」と連呼する国です。
まるで通貨スワップをお金が湧いて出る「打ち出の小槌」のように考えている節があり、まさに「ばっかじゃねーの」なのですが、またぞろ始まりました。
先にご紹介したとおり、アメリカ合衆国のベッセント財務長官が、日本経由で韓国 ⇒ 中国という旅程をこなすことになりました。
米中首脳会談で訪中するトランプ大統領に中国で合流する旅でしたが――日本で片山さつき財務相と会談、高市早苗首相を表敬訪問、韓国では中国の何立峰国務副総理と会談、その後訪中――だったのですが、韓国では大統領に成りおおせた驚異の経済的ボンクラ、李在明(イ・ジェミョン)さんに捕まりました。

↑韓国で余計な李在明(イ・ジェミョン)に捕まったベッセント財務長官。
韓国メディアによれば、李在明(イ・ジェミョン)さんからベッセント財務長官に対して、米韓通貨スワップの締結が要求された――とのこと。
だから「できない」ってば! 吹けば飛ぶよなローカルレレンシーには無理!
世にもあほらしいことに、『朝鮮日報』までが報じていますが、『国民日報』の記事の方が面白いので、先に同記事から一部を以下に引きます。
記事のタイトルは「환율 1500원 위협하는데… 한·미 통화스와프 안 하나 못하나(ウォン相場が1,500ウォンを脅かしているのに…米韓通貨スワップはやらないのか、できないのか)」です。
結論からいえば「できるわけねーだろ」なのですが、以下をご覧ください。
ドルウォン為替レートが13日の取引時間中に1,499.9ウォンを記録した。
週間終値基準では前営業日より0.7ウォン上昇した1,490.6ウォンで取引を終えた。
ドルウォン為替レートが再び1,500ウォン台を脅かしている。
高為替レートを解消できる方法の一つが「通貨スワップ」だ。
『韓国銀行』が海外中央銀行と締結した通貨スワップ規模は1,500億ドルに達する。
しかし、肝心の市場が敏感に反応する合衆国との通貨スワップは依然として空白のままだ。
外国為替市場の不安が高まっているが、「ドルの当座貸越口座」と呼ばれる米韓通貨スワップ締結はまだ実現していない。
米韓通貨スワップはやらないのか、それともできないのか。
(後略)
まさに「ばかじゃねーの」という記事ですが、『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)が設定するドル流動性スワップ(韓国呼称は通貨スワップ)は、常設は(当然ですが)ハードカレンシーを持つ国としか締結されておりません※。
『カナダ銀行』
『イングランド銀行』
『日本銀行』
『欧州中央銀行』
『スイス国立銀行』
これらは2008年の世界金融危機を契機として形成・拡充されたもので、現在は恒久的(standing arrangement)なドル供給ネットワークとして維持されています。
カナダの通貨であるカナダドル(CAD)は、国際金融市場では「主要通貨(major currency)」として扱われますが、ドル・ユーロ・円・ポンド級の「基軸的ハードカレンシー」とまでは通常見なされません。
にもかかわらず、連邦準備制度理事会(FRB)の常設ドル流動性スワップライン対象に含まれている最大の理由の一つは、合衆国-カナダ関係の特殊性によります。
『FRB』から見ると、カナダ銀行へのドル供給は「外国支援」というより「北米ドル金融圏の安定維持」に近い意味合いがあるのです。
ドル流動性スワップは、あくまでもドルの流動性が阻害され、合衆国の経済に害が及ぶのを防ぐためのファシリティーであって、そのため世界的に重要なハードカレンシーしか(基本)対象にはなりません。
なぜ吹けば飛ぶようなローカルカレンシー・ウォン、韓国人以外は誰も欲しがらないような通貨ウォンを対象にドル流動性スワップを設定しなければならないのでしょうか。
「しないのか」ではありません、明確に「できない」のです。理由は取るに足らない通貨だから――これに尽きます。
韓国大統領に成りおおせた超ボンクラの李在明(イ・ジェミョン)さんは、かつて「ウォンは5大基軸通貨※になる」と大ぼら(というか誇大妄想)を吹いて、韓国内から失笑を買ったことがありますが、それならその「5大基軸通貨」とやらになってから、合衆国に頼んでみたらいかがでしょうか。
※基軸通貨というのは普通は「ドル」を指します。5大基軸通貨などという言い方がそもそもヘンです。韓国ではハードカレンシーのことを基軸通貨と呼びますが、これもヘンです。
ベッセント長官が決める話ではない!
一方の『朝鮮日報』のばかみたいな記事では、はっきり「李在明(イ・ジェミョン)さんがベッセント長官に通貨スワップを提案した」と書いています。以下に一部を引用します。
(前略)
李大統領はこの日午前、青瓦台でスコット・ベッセント長官と会い、「最近、不確実性が拡大した状況の中でも、韓米両国経済は安定的な姿を見せている」とし、「両国が緊密に疎通し、協力関係をさらに強化しなければならない」と述べたと、姜由楨(カン・ユジョン)青瓦台首席報道官が伝えた。李大統領は、経済・技術分野、核心鉱物協力強化に言及しながら、特に外国為替市場分野での協力必要性については、米韓通貨スワップ締結を提案した。
昨年合意した対米投資が来月から本格化した場合に生じうる外貨不安を解消するための措置だ。
李大統領は、対米投資など両国間の戦略的投資が、経済・戦略分野における全方位的協力強化へとつながり、両国すべてに利益となるよう努力してほしいとの要請も行ったという。
(後略)
どこから得て裏を取った情報なのか分かりませんが、李在明(イ・ジェミョン)さんがベッセント財務長官に「米韓通貨スワップを要求した」とはっきり書いています。
ベッセント長官も苦笑したことでしょう。ドル流動性スワップは財務省ではなく、そもそも『FRB』の管掌ファシリティーであって、「オレが決めることじゃねーよ」だからです。
Money1でも何度もご紹介していますが、韓国政府は財務長官にゆっても駄目だってば――をまったく理解しておりません。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権時には、イエレン財務長官に「米韓スワップを締結すべき」と迫って、呆れられて無視されたことがあります。
ことほどさように韓国というのは駄目な国です。
(吉田ハンチング@dcp)





