韓国ではワクチン需給が今もひっ迫しており、ワクチン調達が問題となっています。
政府は契約の不備を知りながらショーを行った
先日、ワクチンが政府が公表したとおり到着しないという国民の批判に耐えかねて、韓国政府は『Moderna(モデルナ)』本社に特使を派遣し抗議するという「ショー」を行いました。
結果分かったことは、『モデルナ』と韓国政府との契約書には「いつ・どのくらいの量を提供する」という期日数量のスケジュールが明記されてはいませんでした。
抗議するも何も、『モデルナ』には全く落ち度はなく(最後の納品期日・供給する全量さえ守れば良い)、韓国政府は「『モデルナ』から謝罪を受けた」としましたが、契約書上同社が謝罪しなければならない理由は全くないため、本当にそんなことがあったのかは甚だ疑問です。
ですので、この特使派遣は分かった上でのショーに過ぎませんでした。ただただ国民の不満をそらすためのものだったのです。
このショーには運賃だけで1,600万かかった
で、『韓国経済』がこのショーにいくらかかったのかを追い、記事にしています。
「モデルナ訪問出張経費精算内訳」
チーム3人分航空運賃:1,594万3,500ウォン(約151万4,633円)
(ビジネスクラス)出張経費合計:約1,900万ウォン(約180.5万円)
⇒参照・引用元:『韓国経済』公式サイト
「謝罪を受けた」と表明するために約1,900万ウォンを投じたわけです。時間と経費をかけてそれが割に合ったのかどうかは非常に疑問です。
(吉田ハンチング@dcp)