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韓国文政権末期で「天下り人事」激増と批判。どんなレガシーを作るつもりなのか

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韓国では文在寅大統領の任期がおしまいに近づき、レームダック化が進んでいます。その中でも文大統領は(特に北朝鮮との関係において)レガシーを残そうと最後の動きを強めています。

これもその動きの一環なのかもしれません。文大統領の近くにいた人が次々と公的機関(しかも金融系が多い)に就職しているのです。

韓国メディアでは「パラシュート人事」と呼んでいますが、これがあまりにも過ぎると指摘しています。日本語でいえば「天下り」に当たるでしょうか、以下のような事例があります。

2021年09月
ファン・ミョンサン前青瓦台民政首席室エグゼクティブが「ニューディールファンド」を運用する「投資運用2本部長」

2021年08月
チョン・ギョンドク前青瓦台総務秘書官室シニアエグゼクティブが『金融監督院』常任委員

キム・ユイム前青瓦台女性家族秘書官が『韓国土地住宅公社』非常任理事
(消費者・女性運動の活動家)

2021年01月
ガン・フィジュン前青瓦台政務首席室の管理官が『韓国昇降機安全公団』理事

2020年10月
ホン・フィギョン儀典秘書室シニアエグゼクティブが『韓国文化情報院』院長

2020年07月
ノ・ジュンユン前民政首席室の管理者が『韓国造幣公社』非常任理事
etc

『金融経済研究所』の調べによると、文政権発足後、2020年末時点までに新たに選任された金融業界の役員138人のうち32%が高位官僚あるいは親政権人事であったとなっています。このうち金融公企業は47%、銀行は19%とのこと。

こういうのも文政権のレガシーというのでしょうか。情実人事の最たるものでロクなものではいように思えます。

うがった見方をすれば、政権が変わっても自分と関係の深い人物を公的な機関に残しておきたいという考えなのかもしれません。いずれにせよロクなものではありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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