2020年も終わりつつあるので、来年についての展望が出るようになっています。先に『韓国銀行』の暗い予測をご紹介しましたが、今度は韓国企画財政部から「2021年の経済政策の方向」という資料が出ました。
この中に経済成長率の予測があるのですが以下のようになっています。
ちなみに、世界を股にかける高利貸し『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)と『OECD』(Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略:経済協力開発機構)の予想は以下です。
2021年の韓国の経済成長率予測
『IMF』:2.9%
『OECD』:2.8%
『IMF』:2.9%
『OECD』:2.8%
韓国政府の予測が最も高い成長率となっています。しかし、これは甘いのではないかと韓国メディア『毎日経済』では冷や水を浴びせるような記事を出しているのです。同紙記事では、以下のような識者の意見を紹介もしています。
(前略)
このような経済成長率が実際に達成されても、コロナ19によって底まで達したことによる「錯覚」に過ぎないというのが専門家たちの大半の意見だ。カン・ソンジン高麗大経済学科教授は「今年の経済があまりにも大幅に萎縮したせいで、成長率の反騰が大きく見えることがあるが、それは実質的な経済回復ではない」と説明した。
特に、政府がこの日、来年度の就業者数が15万人増加すると予想したことについて、「来年15万人増えても、今年の失業率を相殺できない」とした。
(後略)
⇒参照・引用元:『毎日経済』「来年の成長3.2%、韓国政府一人バラ色の展望」
「錯覚」とは手厳しい指摘ですが、冷静なご意見ではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)