2024年04月19日、日本の文部科学省が、これまで「未了」としていた日本『令和書籍』の「中学の歴史の教科書」2点に対して検定OKを出しました。
これに対して、韓国の教育部が報道官を通じて以下のような声明を出しました。
日本文部科学省の中学校教科書検定結果追加発表に対する大韓民国教育部広報担当者の声明
大韓民国教育部は、本日(04.19.金曜日)、日本文部科学省が誤った歴史観で歴史的事実を深刻に歪曲した中学校社会科教科書2種を追加検定合格させたことに深い遺憾の意を表明し、即時の是正を求める。
今回追加合格された中学校社会科教科書2種は、独島に対する大韓民国の領土主権を侵害する内容に加え、韓国に対する植民地支配と侵略戦争を正当化し、日本軍が「慰安婦」を強制連行したことがないなどの深刻な歪曲記述を含んでいる。
大韓民国教育部は03月22日に発表した声明を通じ、韓日両国がより建設的な関係へ進むためには、独島領有権主張と歴史の歪曲を正し、未来世代に真実を伝えることから始めなければならないと強調した。
それにもかかわらず、日本政府がさらに深刻な歪曲記述を含む教科書を検定合格させたのは無責任な行動であり、日韓両国関係の発展傾向にも逆行するものである。
日本政府は、過去の日韓友好関係の基盤となった宮沢談話の近隣諸国条項*と村山談話**の意味を再認識し、今後、教科書歪曲問題が再発しないよう根本的な対策を講じてほしい。
*教科書執筆において、近隣アジア諸国との間で発生した出来事を扱う場合、国際的な理解と協力の観点から必要な配慮をする。
**植民地支配と侵略でアジア諸国の人々に多くの損害と苦痛を与えた。疑う余地のない歴史的事実を謙虚に受け止め、痛切な反省の意を表し、心からお詫びを申し上げる。
大韓民国教育部は、日本政府が自ら明らかにしたように、過去史を謙虚に受け入れ、歴史を直視し、未来志向的な韓日関係のための責任ある措置を取ることを期待する。
⇒参照・引用元:『韓国 教育部』「일본 문부과학성의 중학교 사회과 교과서 추가 검정 통과 발표에 대한 대한민국 교육부 대변인 성명」
韓国教育部の声明は、明らかに日本への内政干渉です。日本の教科書は日本人によってつくられて当然であり、その内容について他国から干渉されねばならない理由は一切ありません。
また、日本の教科書の内容が韓国の歴史観に基づかなければならない理由もありません。いえ、韓国ではなくても、外国の歴史観を押し付けるような、日本の教科書に対する干渉は拒否するべきです。
日本人を教育する日本の教科書は、日本人の歴史観に基づき、日本人によってつくられなければなりません。
※念のために付記しますが、本記事は『令和書籍』の制作した教科書を支持するものではありません。
(吉田ハンチング@dcp)