【29億ドル流出】韓国「外国人投資家の動向」に異変

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韓国からの資金流出に関する件です。

2021年09月10日、『韓国銀行』が「2021年8月国際金融・為替市場の動向」を公表しました。毎度のことながら韓国市場における外国人投資家の売買動向を見てみると、なかなか興味深いことになっています。

2021年08月 外国人投資家の売買動向(純売買)

株式 債券 合計
04月 5.9億ドル 27.4億ドル 33.3億ドル
05月 -82.3億ドル 45.9億ドル -36.4億ドル
06月 -4.4億ドル 87.6億ドル 83.2億ドル
07月 -30.6億ドル 55.7億ドル 25.1億ドル
08月 -44.5億ドル 15.6億ドル -28.2億ドル
01~08月累計 -234.1億ドル 418.7億ドル 184.6億ドル

純売買量を示します。「買い – 売り」なので買い越し(資金流入)の場合は「+」、売り越し(資金流出)の場合は「-」になります。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年8月国際金融・為替市場の動向」

まず株式市場ですが、外国人投資家は相変わらず売り越しを続けており、08月には「-44.5億ドル」(約4,889億円)と売り越し金額が大きくなりました。2021年01~08月累計で「234.1億ドル」(約2兆5,721億円)の資金を韓国株式市場から抜きました。

次に債券市場。債券の場合は、定期的に利子払いを行い、元本も返済しなければならないため、外国人投資家への借金です。

注目していただきたいのは、08月には債券市場への資金投入が「15.6億ドル」とこれまでより極端に小さくなったことです。

そのせいで、「株式市場」「債券市場」合わせると、外国人投資家の資金投入は「-28.8億ドル」(約-3,164億円)で、これまでの資金流入基調から一転、資金流出に転じました。

これが、債券市場からも資金を引き上げる動きになるのかに要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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