2021年04月15日、韓国ソウル回生裁判所※がゾンビ企業『双竜自動車』の「法定管理」をやっと開始しました。
『双竜自動車』が法定管理下に置かれるのは、2009年以来12年ぶりのことです(法定管理を抜けた2011年からカウントすると10年ぶり)。
『双竜自動車』のジョン・ヨンウォン企画管理本部長(専務)が調査委員に選任され、監査会社と共に『双竜自動車』の資産、負債を精査し、企業が継続した際の価値と清算した際の価値を算出。報告書を提出します。この期限が06月10日。
報告書で、継続価値と清算価値のどちらが大きくなるのかが第1の分水嶺です。
この後、『双竜自動車』が再建計画を提出して、それが承認されれば、再建方向で動き出すことになります。ただ、このまま中途半端な再建を行ったとしても12年後にまたドボンになるやもしれず、それなら清算した方が良いのではないでしょうか。
※ソウル回生裁判所は、破産処理専門に設けられた裁判所です(ソウル高等裁判所から破産処理部門が独立)。
(吉田ハンチング@dcp)