半導体は今や韓国の輸出の19%を占める重要な主力製品です。その他の、例えば自動車、船舶などが弱体化していっておりますので、韓国の輸出は徐々に半導体頼みになってきています。
また、韓国の場合は半導体といってもメモリー半導体で、システム半導体の方ではいまだに先行国の後塵を拝する状況です。しかし、その重要な韓国のメモリー半導体のシェアが低下傾向というデータがあるのです。以下をご覧ください。
DRAMの方はまだシェア低下はそれほど目立ちませんが、NAND型メモリーでは退潮が明らかです。『サムスン電子』『SKハイニックス』ともにシェアを失っています。
韓国メディアではしばしば「韓国勢」として『サムスン電子』と『SKハイニックス』を合わせてシェアを算出しますが、それで見ると以下のようになります。
「韓国勢」はこのように徐々にシェアを落としているのです。2021年は半導体業界は大変な活況を呈しており、売上を伸ばしているので、問題にはなりませんが、このシェア後退が後々ボディブローのように効いてくる可能性があります。
(吉田ハンチング@dcp)