韓国の株式市場が低迷しています。直近の2023年10月20日終値時点で以下のような頭が痛いチャートになっています(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。
下落の最中ですが、ここで「2,351」近辺の支持線を抜かれると、「2,165」近辺の天底に近づく可能性が高まります。「止まるべきところで止まる」のがチャートというものですが、正念場にかかってきたのは確かです。
外国の株式市場と比較しても韓国株式市場は弱々で、それは『韓国銀行』の資料にも現れています。
2023年10月13日、『韓国銀行』が「2023年09月中の国際金融・外国為替市場動向」のデータを公表していますが、この中にKOSPIを外国の株式指数と比較、ベンチマークした表組があります。
以下をご覧ください。
↑黄色の蛍光マーカーで引いてあるのがKOSPI(韓国総合株価指数)です。⇒参照・引用元:『韓国銀行』「2023年09月中の国際金融・外国為替市場動向」
KOSPIは、2023年08月~10月11日で「-4.2%」も下がっています。
『韓国銀行』が表組でベンチマークしている他の株価指数で、これほど悪いのは、メキシコ「BOLSA」の「-5.0%」だけです。
つまり、韓国株式市場はこれほど脆弱というわけです。資金の突っ込み甲斐がない市場ですから、それは外国人投資家も忌避するでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)