政府負債・企業負債・家計負債の3つの部門のうち、韓国では政府負債と家計負債が異常な速度で増加しました。そのため、国家総負債(3部門の合計)もまた異常な増加を見せています。
2022年05月04日、韓国の『全国経済人連合会』が『BIS』(Bank for International Settlementsの略:国際決済銀行)のデータを基に興味深いリポートを出していますのでご紹介します。
韓国の国家総負債は、2021年第3四半期時点で対GDP比「266.3%」。G20の国家総負債の平均は「266.7%」なので、それよりは低いのです。
しかし、問題は国家総負債の推移です。以下をご覧ください(『全国経済人連合会』のリポートより引用)。
上掲のとおり、G20の国家総負債の対GDP比は、2020年の「291.5%」をピークに下がり続けています。
コロナ禍の中、負債を大きく増やした(2019年の246.7%から44.8%増加)のですが、順調に減らしてきています。
ところが、韓国は以降も順調に負債を増加させています。ついにG20平均とデッドクロスしようかというところまできました。
文在寅政権が始まった2017年には、
G20平均:248.1%
韓国:217.8%
韓国:217.8%
と約30%も低かったのに、2021年第3四半期には「1.4%」まで差が縮まりました。
文政権下でいかに負債が増えたかの証明ですが、しかも負債の増加は止まっていないのです。文在寅さんはまさに「借金大統領」としてその名を韓国の歴史に刻んだといえるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)