韓国の家電産業が2022年第4四半期に極寒の状況となったのは、以下の記事でご紹介しましたが、その証明となるようなデータが公示されました。
韓国の家電業界で悲鳴!給料が3カ月出ない「販売不振で在庫急増の地獄」
韓国の家電産業で製品が売れず、在庫が積み上がって絶不調となっています。韓国メディア『韓国経済』の記事冒頭には、名前は伏せられていますがW社の様子が以下のように書かれています。21日、業界によると、W社は最近、従業員を対象に無給休暇を要請した...
『LG電子』の業績です。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。2022年第4四半期
総売上:21兆8,597億ウォン(+5.2%)
営業利益:655億ウォン(-91.2%)2022年通年
総売上:83兆4,695億ウォン(+12.9%)
営業利益:3兆5,472億ウォン(-12.6%)※( )内は対前年同期比
2022年第4四半期の営業利益はわずか「655億ウォン」でかろうじて黒字。営業利益率は「約0.3%」です。
対前年同期比で営業利益は「91.2%」減少しました。総売上が+5.2%伸びているのに営業利益のほとんどがなくなったのです。
通年では第3四半期までの業績が良かったので、営業利益は対前年同期比-12.6%で済みました。
ただし、ここからが問題です。
2023年の第1四半期は世界的に景気が後退したままではないかという予測が出ており、『LG電子』の業績は第4四半期の状況が続く可能性があります。主力のテレビ・家電が需要低迷でダメなので、車載用のインフォテイメントシステムに注力するVS事業本部がいかに業績を伸ばすことができるかが注目ポイントになりそうです。
(吉田ハンチング@dcp)