また始まった――です。
韓国政府は主要輸出企業を集めて、ウォン安対策に協力しろという「懇談会」を開催しました。一応懇談会と名付けられていますが、要するに「説教」であり、「泣きつき」です。
輸出企業は輸出でドルを稼ぎますが、これを韓国内に持ち込んでウォン転(ドル売り ⇒ ウォン買い)してくれないと、ウォン需要が高まらず、ウォン安を止めることができない――だから外貨を稼ぐ輸出企業を指名して泣きついているのです。
大変に面白いので、以下に財政経済部が出したプレスリリースを全文和訳します。
外国為替市場関連の輸出企業懇談会を開催
―主要輸出企業の外国為替取引動向を点検し、対応方向を協議―<主要輸出企業懇談会の概要>
■ 日時・場所:2026年6月11日(木)10:00~11:00、政府ソウル庁舎■ 出席者:(財政経済部)第2次官、国際経済管理官、国際金融局長
(産業通商部)次官、産業政策官(輸出企業)『サムスン電子』、『SKハイニックス』、『現代・起亜自動車』、『HD韓国造船海洋』、『サムスン重工業』、『ハンファオーシャン』
財政経済部のホ・ジャン次官は、中東リスクの再浮上や国内株式市場の好調に伴う外国人投資家の比重調整などにより、最近、外国為替市場の変動性が拡大している点に言及し、このような為替レート上昇にもかかわらず、韓国経済の対外健全性は、過去最大水準の経常収支黒字と豊富な外貨流動性など諸般の条件を勘案すれば、非常に堅固な状態を維持していると評価した。
ただし、実体経済の堅調な流れと相反する高為替レートが持続する場合、企業・家計の負担を増大させ、内需回復の流れを制約するなど、国民生活経済に負担として作用する恐れがあるだけに、輸出企業が外国為替市場の需給改善および変動性緩和において役割を果たしてほしいと要請し、輸出代金の即時両替、海外留保資金の国内流入拡大方案などについて協議した。
産業通商部のムン・シンハク次官は、高為替レートによる韓国の輸出および経済への否定的影響を最小化するためには、企業レベルでの積極的な役割が重要な状況であることを強調し、政府も企業と歩調を合わせて外国為替市場の安定化に総力を挙げる一方、高為替レートに伴う原材料価格の急騰で困難を経験している韓国企業のため、輸入保険の拡大(融資保証限度を最大2倍まで優遇)など支援を強化していく計画であると明らかにした。
出席企業は、過度な為替レートの変動性は輸出企業の為替リスク管理負担および経営上の不確実性を増大させると言及し、外国為替市場の安定がこれまで以上に重要な時期であるだけに、政府の外国為替需給安定努力に対して、より積極的に協力していくこととした。
注目は最後の「出席企業は……」の文です。「政府の外国為替需給安定努力に対して、より積極的に協力していく」ことになりました。
(吉田ハンチング@dcp)






