↑火災事故発生を告げる韓国『原子力安全委員会』の「事故・故障の現状」
↑火事の様子がYouTubeに上がっています。『MBC』の公式チャネル
2021年05月29日、午前09時28日ごろ、韓国・蔚山市の新古里原発4号機で火災が発生しました。すぐに消火されたとのことですが、タービンが停止。現在まで稼働は停止されています。
以下は原発のリアルタイムステータスを示すホームページですが、確かに新古里4号機は「稼働停止」になっています。
しかし、同ページには「火災発生・鎮火」についての情報はありません。
また韓国メディアの報道によれば、「人命被害や放射性物質の漏出などはないことが分かった」「原子炉は出力を維持している」とのことですが、こちらも同ページにおいて声明などは出ておりません。
追記
韓国の『原子力安全委員会』のリリースによれば以下のようになっています。
<<概要>>
2021年5月29日09時28分ごろ、新古里4号機設備の火災でタービン発電機が自動停止した。
2021年5月29日09時28分ごろ、新古里4号機設備の火災でタービン発電機が自動停止した。
タービン建屋消火栓を利用した手動散水で設備火災は10時29分ごろ、鎮火された。
<<安全関連事項>>
タービン発電機の停止に発電機遮断器(GCB)が開放され、発電所の電源は所内の補助変圧器を介して継続的に供給されて電力系統に特異事項なし。
タービン発電機停止後の原子炉出力の減少で約3.5%(12時45分以降)で安定した状態を維持しており、蒸気発生器給水は主給水ポンプCにより供給中。
<<放射線関連情報>>
放射線関連で報告された特異点なし
<<その他>>
事件の原因の分析と再発防止対策適切検討のために事件の調査が進行中
(吉田ハンチング@dcp)