韓国の経団連といわれる『全国経済人連合会』から非常に興味深いリポートが出ました。「韓国の潜在的経済成長率は低下し続けている」という内容です。
「生産可能人口1人当たりの潜在的経済成長率」を計算して以下のようにまとめています。
『全国経済人連合会』のリポートでは、10年単位の「生産可能人口1人当たりの潜在的経済成長率」も計算しているのですが、この結果が同リポートの白眉です。
1980年代:7.6%
1990年代:5.3%(30.3%減少)
2000年代:3.8%(28.3%減少)
2010年代:2.1%(44.7%減少)
※引用元は同上
2000年代から2010年代への減少幅が「44.7%」と大きいのが目立ちます。
このように生産人口1人当たりの潜在的経済成長率は右肩下がりで推移し、2020年代にはさらに低下するのではと見られています。
韓国の経済成長は間もなく「0%時代」に突入するという指摘は、Money1でもご紹介したことがあるチェ・ユンシク先生なども行っていらっしゃいます。
「0%成長」になると、余剰資金がないので投資も行いづらくなります。そうすると、ますます経済成長も難しくなるという負のスパイラルに陥ります。
現在、韓国政府が必死になって資金投入しているのは、今のうちになんとかしないとマズイからなのかもしれません。
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(吉田ハンチング@dcp)