
韓国の監査シーズンは、意外な事実が出てくるため見逃すわけにはいきません。今回は韓国十八番の「おから工事」についてです。

Money1でもご紹介したとおり、建設途中の光州代表図書館で崩壊事故が発生。作業員4人が下敷きになって亡くなりました。

現在、この事件がまた注目されているのは、2025年12月11日の事故発生から約10カ月が経過し、技術的な事故原因の調査から、施工会社・下請け業者・工事監理者らの法的責任を追及する段階に移ってるからです。
「誰が4人を殺したのか」を指摘する段階に入っています。
クックロビンを殺したのはだあれ?――というわけです。
タイムリーにご紹介できませんでしたが、2026年07月30日には、国土交通部の建設事故調査委員会が、「溶接接合部の強度は設計強度の22~31%にすぎなかった」とする調査結果を発表しています。

上段:設計上の状態
鉄骨の接合部分に適切な開先加工(溶接する部材の端を削って溝を設ける加工)を施し、十分な溶接を行う設計でした。
下段:実際の施工状態
接合部分に溶接不良があり、内部に異物が入っていました。右側の写真は、その実際の施工状況を示しています。
この図は、本来は適切に溶接して一体化させるべき鉄骨の接合部分が、設計どおりに施工されていなかったことを示しています。
出典:韓国国土交通部による「光州代表図書館崩壊事故調査結果」(2026年07月30日)

鉄骨そのもののではなく、鉄骨同士をつなぐ溶接部分に重大な欠陥があったというのが、警察の捜査結果です。
崩落までの経緯を整理すると、次のようになります。
1.当初は長さ48メートルのトラス(鉄骨の骨組み)を工場で一体製作する計画でした。
2.実際には24メートルの部材2つを現場に搬入し、溶接して接合しました。
3.無資格の溶接工が作業に従事し、接合部分に多数の溶接不良が生じました。
4.非破壊検査で不良が確認されたにもかかわらず、全数検査をせずに工事を続けました。
5.2025年12月11日、コンクリート打設中に接合部分が破壊され、構造物全体の崩落につながりました。
つまり、設計上は耐えられるはずの荷重であっても、溶接部分が必要な強度を持っていなかったために崩壊したのです。
特にご注目いだたきたいのは、
「非破壊検査で不良が確認された」にもかかわらず、全数検査をせずに工事を続け、その結果、4人が死亡する大事故に至ったという点です。
読者の皆さま、これが韓国のケンチャナヨ精神です。これが韓国のおから工事です。
(吉田ハンチング@dcp)





