01月04日の『中央日報』に南朝鮮のウォン高についての社説が掲載されました。中央日報によれば、金経済副首相は「(為替相場の)急激な傾きには断固として対処するだろう」と述べたそうです。
「ウォンはこの1年でドルに対して13.8%も上昇した」ということですが、そのチャート(『Investing.com』より引用・以下同)は以下のようになります。
チャートを見るとウォン高は3ステップで進行したことが分かります。
・2017年02月にかけての急速なウォン高
・2017年03月-11月のレンジ相場的な動き
・2017年11月中旬からの急速なウォン高
南朝鮮は以前もご紹介したとおり、輸出産業に依存した経済構造のため基本的には「ウォン安」でなければいけません。ウォン高は輸出に悪影響をもたらしますので避けたいところ。
これまでのドルウォン相場の推移を見ると「1ドル = 1,110ウォン」辺りが防衛線であるようです。これを超えてウォン高が進行すると悪影響が顕著になるものと推測できます。01月04日時点で「1ドル = 1,062ウォン」ですからかなりつらい状況です。
韓国は「アジア通貨危機」「リーマンショック」と金融危機のたびに急激なウォン安へと振れる(国が破綻的な状況になるので通貨が安くなるのは当然ですが)ことを経験してきました。
ドルウォンのチャートでは以下のようになります。
同じ時間間隔で「危機」が来るとすると、南朝鮮ではそろそろ……という感じなのですが、さてどうなりますか。自国通貨がドルに対して高くなると、対外債務を返しやすいといったメリットもありますが、南朝鮮ではそんなことを言ってる場合ではないようです。
⇒引用元記事:『中央日報』「【社説】尋常でないウォン高…外為当局がバランスを取らねば」
http://japanese.joins.com/article/152/237152.html
(柏ケミカル@dcp)