2024年11月14日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向 11月号」を発刊しました。
国税収入が減少しているのに支出は増え、韓国政府の財政は逼迫しています。今回公表されたデータは、2024年09月時点でのものですが、全般状況としては以下のようになっています。
2024年09月
総収入:42.7兆ウォン
総支出:45.2兆ウォン
収支(統合財政収支):-2.5兆ウォン
管理財政収支:-7.2兆ウォン2024年01~09月累計
総収入:439.4兆ウォン
総支出:492.3兆ウォン
収支(統合財政収支):-52.9兆ウォン
管理財政収支:-91.5兆ウォン※管理財政収支は国民年金基金などの社会保障基金の収支も足し込んだもの。国際間の比較を行うときはこちらの数字を使う。
ご注目いただきたいのは、2024年度の予算からの乖離です。単純に総収入から総支出を引いた統合財政収支の段階で、01~09月累計は「-52.9兆ウォン」。
2024年度の予算で「統合財政収支」は「-44.4兆ウォン」ですから、09月時点ですでに「8.5兆ウォン」余計に赤字を掘っています。
2024年はあと3カ月あります(以下は財政収支のここまでの推移)。
ここから戻せればいいですが、余計に赤字を積み上げることになるのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)