小ネタかもしれませんが、この先大変なことになるかもしれませんのでご紹介します。
「韓国版ニューディール」の大渦が動いている
現文在寅政権が、クリーンエネルギー政策を推進し、「2050カーボンニュートラル」を宣言したために次期韓国政権は、その負の遺産を引き継がざるを得ません。
その遺産の一つが、文大統領がぶち上げた「韓国版ニューディール」です。韓国の新たな主力産業を創造するというお題目で大号令がかけられ、巨額の予算も併せて発表されました。これに巻き込まれた金融機関がすでに動き始めているのです。
2021年12月07日、『KB金融グループ』は11月末時点での「韓国版ニューディール」に対する支援実績が5兆6,000億ウォン(約5,376億円)に達したことを明らかにしました。
KBニューディールインフラ投資ファンド:2,000億ウォン(約192億円)
KBスマートスケールアップファンド:2,000億ウォン(約192億円)
霊岩太陽光発電事業金融周旋:3,030億ウォン(約291億円)
KBスマートスケールアップファンド:2,000億ウォン(約192億円)
霊岩太陽光発電事業金融周旋:3,030億ウォン(約291億円)
などがすでに組成され、実績となっています。上記の「霊岩太陽光発電事業」など、200MW規模の太陽光発電所を造成する企画で総事業費「2,939億ウォン」(約282億円)が見込まれています。
また、2022年には「韓国版ニューディール」の主要課題となっている「水素経済」「ESG経営」をテーマに金融支援を開始するとのこと。
文大統領の任期も05月09日までですし、次期政権によってはこの先どうなるのか分からないというのに、まるでメイルシュトロームに遭遇した樽のように金融機関が吸い込まれています。
無事に生還できたとしても髪の毛が真っ白になっていた――なんてことになりそうですけれども。
(吉田ハンチング@dcp)