だからMoney1では何度も「この金融監督院の院長はボンクラ」と言ってきたのです。
↑「目がイってる」でおなじみの金融監督院院長の李卜鉉(イ・ボクヒョン)さん。
韓国の金融監督院の李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長が政府機関の長として愚か極まりない発言をしました。
以下に韓国メディア『毎日経済』の記事から一部を引きます。
(前略)
李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長は、2024年11月13日、香港グランドハイアットホテルで行われたIRイベント(官民合同投資説明会のこと:引用者注)のメインセッションで、「来年の第1四半期までに「空売り」制度などの整備を終えることを前提に、グローバル市場の基準に合わせた制度に戻る準備をしている」
と述べ、空売り再開への意欲を示しました。
また、
「空売りが全面的に禁止されているというのは、正直なところ恥ずかしいことだ」
とし、「当局者全員が同じ考えを持っている」と語りました。
メインセッションの前に祝辞を述べたピーター・スタイン『アジア証券業金融市場協会』最高経営責任者(CEO)は、「空売り禁止期間の延長による政策的不安定が最も懸念される点だ」とし、「空売りを通じてリスクを回避できることが、海外投資家が韓国に長期投資を行うためには重要だ」と述べました。
(後略)
Money1でもご紹介しているとおり、韓国政府は外国において韓国への投資を募るというイベントを開催しています。この背景には、韓国への投資が減少してきている――という現実があります。
海外の投資家相手の説明会をすれば、当然「なぜ韓国はいつまでも株式市場で全銘柄空売り禁止を行っているんだ」と聞かれます。
「空売り」は市場の流動性を高めるための手法の一つで、先進国市場で「いつまでも空売り禁止」を行っている国などありません。
この点だけとっても韓国は先進国ではないし、MSCIが「先進国市場」などと認めるはずがないのです。
韓国には「なぜ」の回答がありません。
なぜなら「空売りがあるから株価が下がるんだ」という韓国個人投資家の妄想に阿って決定したことだからです。
「うちの国の個人投資家はバカばっかなんで……」と真実を言うわけにもいきませんから、金融監督院の院長はモゴモゴと口ごもるしかないのです。
しかし、口ごもるならまだしも、李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長は、
「空売りが全面的に禁止されているというのは、正直なところ恥ずかしいことだ。当局者全員が同じ考えを持っている」
などと言ってしまいました。
「なら、さっさとやめろ!」ですし、韓国の市場施策に一貫性がない、何も考えていないことを露呈しました。
少なくとも、政府金融機関の長として、政府の施策を擁護する発言をすべきでしょう。たとえ、それがどれほど苦しい言い訳であっても――です。
しかるに、この金融監督院院長は、開会の祝辞を担当した海外の講演者までもが「韓国の空売り禁止措置を非難した」ことで、思わず自己保身に走ったのです。
「当局者全員が同じ考えを持っている」というのは、要するに「オレたち以外のやつが決めたこと」と言っているのと同じですから。
まったく恥ずかしい人物です。
だから何度だって言うのです。「この金融監督院の院長はボンクラだ」と。
(吉田ハンチング@dcp)