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【韓国の外貨準備】09月は41億ドル増加。謎の証券類が増加したため

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定点観測です。2024年10月07日、『韓国銀行』が「2024年09月時点の外貨準備高」を公表しました。

以下をご覧ください。

2024年09月
外貨準備高:4,200億ドル(約62兆4,036億円)
前月比:+41億ドル

<<内訳>>
⇒Securities:3,694億ドル(約54兆8,855億円)
(証券類)
前月比:+39億ドル

⇒Deposits:223億ドル(約3兆3,133億円)
(現預金)
前月比:+2億ドル

⇒SDRs:153億ドル(約2兆2,733億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:+1億ドル

⇒IMF position:44億ドル(約6,536億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:-1億ドル

⇒Gold:48億ドル(約7,132億円)
(金)
前月比:増減なし

円換算は2024年10月07日「1ドル=148.58円」のレートで算出

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Official Foreign Reserves(September 2024)」

当月、韓国の外貨準備高は前月比で41億ドル増えて「4,200億ドル」となりました。

当月の見どころはSecurities(証券類)が39億ドルも増加している点です。

韓国の外貨準備はSecurities(証券類)の中身が何か?がいつも注目点ですが、不明です。これが合衆国公債かどうかは、一カ月半ほど遅れてアメリカ合衆国財務省から公表されるデータによって増減を確認できます。公表を待ってみます。

また、当月は現金たるDeposits(預金)も対前月比で2億ドル増加しており、計41億ドルの増加です。

当月の外貨準備高の増減について『韓国銀行』は当月の増減については以下のように説明しています。


↑黄色のマーカーを引いた箇所が当月の増減についての説明です。

金融機関の外貨預金の増加や、米ドルの下落に伴うその他の通貨外貨資産の米ドル換算額の増加などが原因です。

09月中に米ドル指数は約0.9%下落しました。

外貨預金の増加とドル安が原因としています。

2021年01月から2024年09月までの外貨準備高の推移は以下のようになります。

2023年09月の「4,640億ドル」をピークに下げトレンド、後はほぼヨコヨコとなっています。

当月は「4,200億ドル」まで増加しましたが、2023年11月の「4,201億ドル」以来の高水準です。といってもピークより400億ドルも減少しているのですが……。

韓国は外貨準備高を積めなくなってきており、一時は「いくぞ5,000億ドル」と勇ましい掛け声もありましたが、全然そうはなりませんでした。

(吉田ハンチング@dcp)

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