韓国のAmazonと呼ばれる『Coupang(クーパン)』の2021年第3四半期の業績が公表されました。以下です。
2021年第3四半期
総売上:46億4,471万ドル
営業利益:-3億1,511万ドル
当期純利益:-3億2,397万ドル
総売上:46億4,471万ドル
営業利益:-3億1,511万ドル
当期純利益:-3億2,397万ドル
『クーパン』は赤字を続けています。
売上自体は前年を87%も上回ったのですが(2020年は1億7,300万ドル)、営業利益は前年の「-2億1,624万ドル」から「-3億1,511万ドル」へと拡大。
この業績発表によって市場には失望が広がったようで、(アメリカ合衆国に上場した)株価は以下のように窓をあけて下落しました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同/日足)。
『クーパン』はとにかく業績を黒転させないと上昇しないといけません。同社は、2021年03月11日、韓国メディアも大注目する中、合衆国市場に上場を果たしたのですが、後がいけません。
以下をご覧ください。上場した日から直近日までの日足チャートです。
上場初日の始値「63.50ドル」から、11月12日の終値「26.58ドル」まで「36.92ドル」も下落しています。「58.1%ダウン」です。
この期間にざっくり582億ドル(約6兆6,333億円)の時価総額が蒸発したと計算できます。
これでは、上場の日に、韓国メディアに推されて市場でつかんでしまった投資家の皆さんは浮かばれません。また、早いところ投じた資金を回収したい孫正義さんも報われません。
このまま赤字を続けるなら『クーパン』の株価も低迷を続けそうです。「韓国のAmazon」と異名をとる会社としては、あまり体裁のいい話ではありません。
(吉田ハンチング@dcp)